注目キーワード

政策・マーケット

“循環型社会”を体現した体験型施設「KURKKU FIELDS」が今秋オープン!

今年11月2日、千葉県木更津市にサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」がオープンする。それに先駆けて開催されたプレス発表会にて、施設のコンセプトや詳細が発表された。

多種多様な施設が集結!
丸一日自然と触れ合えるファーム&パーク

「KURKKU FIELDS」は、株式会社KURKKUが2010年に開場した、約30ヘクタールの農場に新設された体験型施設。敷地内には、農場やダイニング、アート鑑賞スペースなど、多種多様なコンテンツが設けられており、「FARM」、「EAT」、「ART」、「PLAY&STAY」、「NATURE」、「ENERGY」のいずれかにカテゴライズされているのが特徴だ。

例えば、「FARM」にカテゴライズされたエリアには、エディブルガーデンや酪農場(チーズ工場)などがあり、収穫を体験したり、チーズ作りに関する説明を聞いたりすることができる。また、「EAT」にカテゴライズされたエリアには、農場で栽培された野菜を味わえるダイニング、自家製酵母が使用されたパンを扱うベーカリーといった飲食施設が設けられる。

収穫や実食をはじめとする“体験”を通して、サステナブルな未来と「命の手ざわり」を感じてもらいたい、という小林武史社長の思いが込められた施設だ。


野菜、ハーブ、エディブルフラワーなどが栽培されている「エディブルガーデン」の様子



「KURKKU FIELDS」は、
サステナブルな社会を具現化した施設

小林氏は、1980年代よりサザンオールスターズやMr.Childrenなど、数多くのアーティストのレコーディングやライブプロデュースを手がけてきた名プロデューサー。

2003年にMr.Childrenの桜井和寿さんや坂本龍一さんとともに、環境に関するプロジェクトに融資を行う非営利組織「社団法人APバンク」を設立し、2005年には、環境をテーマにした野外音楽イベント「ap bankfes05’」を開催している。

さらには、同年に「快適で環境にもよい未来に向けた暮らし」へのシフトを提案する「株式会社KURKKU」を、2010年に「農業生産法人 千葉農産株式会社」との合弁企業となる「株式会社耕す」を設立した。

かねてより“利他”や“循環”をテーマとした活動を続けてきた小林氏。「KURKKU FIELDS」は、同氏の活動を象徴する施設ともいえる。また、記者会見で小林氏は、「KURKKU FIELDS」について「循環型社会の具現化に貢献する施設にしたい」と語った。

記者会見には、「KURKKU FIELDS」の設立に携わった木更津市長・渡辺芳邦氏、住友林業株式会社・高橋郁郎氏、環境省・中井徳太郎氏も登壇。渡辺氏によると、木更津市は、学校給食への有機米導入などをとおし、「循環」・「共生」・「自立」をテーマとした持続可能な町を目指しているそう。

渡辺氏は、「KURKKU FIELDS」について「『オーガニックな町』の理想の形を表現した施設」と話したうえで、同施設と連携しながら地域内の「循環」・「共生」・「自立」に取り組むと語った。高橋氏、中井氏も、自然と人間が共生することの大切さなどについて語り、「KURKKU FIELDS」の魅力や今後も施設をサポートする意思などを述べた。


会見時のフォトセッションの様子。左から環境省・中井徳太郎氏、株式会社KURKKU・小林武史社長、木更津市長・渡辺芳邦氏、住友林業株式会社・高橋郁郎氏

「KURKKU FIELDS」は、一般消費者を対象に収穫体験サービスや6次産業化の商品を提供する施設。農業や6次産業化に取り組む事業者にとって、ヒントとなるサービスや商品が多々見受けられるはずだ。2019年10月20日(土)・10月27日(土)には、「OPEN FARM DAY(オープンファームデー)」が開催される。いち早く当施設の魅力を体感したい人は、参加してはいかが。


会見会場では、「KURKKU FIELDS」で販売される商品が展示されていた。写真は、平飼いされている鶏の卵を使った「シフォンケーキ」と有機にんじん100%の「にんじんジュース」。「シフォンケーキ」の食感は、驚くほどふわふわ


会見終了後、農場で採れた野菜を使った「季節の農場野菜サラダ」、「猪のロースハム」や「爽やか豚のロースハム」といったシャルキュトリーが試食用として提供された。いずれも「KURKKU FIELDS」のダイニングなどで味わうことができる

PROFILE

KURKKU FIELDS

住所:千葉県木更津市矢那2503
第1期オープン:11月2日(土)9:00~

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【動き出したスマート農業技術活用促進法】生産方式革新実施計画を11件認定...
  2. 注目される『バイオ炭の農地施用』。温暖化対策に加え、Jクレジット活用で収入アップにも期待!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. あのランボルギーニから最新モデル!? クールな「高機能トラクタ」5選
  5. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  6. 玉ねぎ栽培におすすめな肥料とは?育て方に最適な追肥の時期や方法を紹介!...
  7. 今買えるEV軽トラから特定小型まで! 農業で活躍するモビリティを一挙公開!...
  8. 【イチゴ編】症状別で見る! 生理障害・病害虫の原因と予防の基礎知識
  9. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  10. その「二価鉄」効いてる? 専門家に聞いた、「鉄欠乏」に効くバイオスティミュラント資材とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.34|¥0
2025/01/21発行

お詫びと訂正