プロ農家向けECサイトが誕生! 老舗農業資材メーカーが立ち上げたAGRIDEPOT(アグリデポ)の特徴は?
2024/10/21
「明日から育苗を始めるのに、ポットが足りない!」……こんなトラブルが起きた時に頼れるのが、ECサイト「AGRIDEPOT(アグリデポ)」。最短で翌日に必要な量の資材が到着する、同サイトの特徴を紹介!
すぐに欲しい農業用商品が
最速で翌日に届く!
今夏、老舗農業資材メーカーの明和株式会社が、プロ農家向けのECサイト「AGRIDEPOT(アグリデポ)」を立ち上げた。本サイトの魅力としてまず挙げられるのは、スピード感。欲しい商品をアグリデポで注文すると、最速で翌日には手元に商品が届く。明和株式会社は、自社の敷地にある倉庫に商品を保管しており、倉庫内には専任スタッフが常駐している。すぐに商品を梱包・発送できる環境が整っているため、最速で翌日配達という驚きの納期が実現できるのだ。
素早い梱包と発送を実現した背景には、明和株式会社の代表である神達慎治さんの、こんな思いがある。
「多くの農業経営者は、多岐にわたる業務をこなさなくてはならず、日々、忙しくしています。にも関わらず、農業界にはアナログなシステムが根強く残っており、ファックスや電話で資材を注文しなくてはならないこともしばしば。
しかしファックスや電話での注文は、やはり手間に感じるもの。『今は時間がないから、資材を注文するのは後にしよう』と後回しにするうちに、資材を使う段階を迎えてしまうという失敗は、多くの方が経験しているはずです。
『スキマ時間に、なおかつ手軽に資材を注文できるサービスを作れば、注文を後回しにせずに済むはず。また、注文するのをうっかり忘れてしまっても、注文した翌日に資材が届けば、失敗をリカバリーできるだろう』と考え、アグリデポを立ち上げました」。
注文を受けた商品を自社倉庫からスピーディに発送する。
なお、すでに取引先などから、アグリデポの誕生を歓迎する声が上がっているという。
現在アグリデポでは、使用頻度が高く、消耗しやすい商品や人気商品を中心に扱っている。ポリポットをはじめ、特に消耗しやすい商品は、思い立ったら即座に注文できるよう、サイトのトップページに陳列。また、アグリデポで商品を注文すると、次回の注文時には、当該商品がトップページに表示される。「農業資材のECサイトでは、同じ商品が繰り返し購入される傾向が見受けられます。再注文時は、よりスピーディに注文できるようにと考え、こうした設計を取り入れました」と、神達さん。
また、アグリデポで商品を購入した場合、価格面でのメリットもあるという。
「国内最大級のECサイトにも弊社のショップを出店し、資材を販売していますが、ここでは商品価格に出店手数料を反映せざるを得ません。一方、アグリデポは直販サイトなので、もちろん出店手数料はなし。結果、ややお手頃な価格で商品を販売できています」。
農業用資材ECサイト
AGRIDEPOT(アグリデポ)
登録後、すぐに資材を購入可能!
■アグリデポの注目商品3選!
シードベンチ
主に作業台や苗置き場として活用可能。「シードベンチの高さが足りないので、作業がしづらい」という農業生産者からの声を受け、高さ77cmの本製品を開発したという。¥12,000(2脚入り)。
プラグトレー
国内でトップシェアを誇る定番商品。折り返し加工が施されているため、トレーが曲がりにくく、作業しやすい。50穴、72穴など、複数の規格とサイズが用意されている。¥14,850(50穴・100枚入り)〜。
ポリポット
農業では必要不可欠な資材。サイズは6〜18cmまで、全部で8種類ある。アグリデポでは、黒色のポリポットに加え、赤や白、黄色など色つきのポリポットも用意。¥10,680(6cm・6000 個入り)〜。
老舗農業資材メーカーが
AGRIDEPOT(アグリデポ)を運営
「明和株式会社の大きな特長は、“スピード感”です」と、神達さん。
「まず、お客さまのもとへ出向くのが早いです。出向く必要があると感じたら即、決定権をもつ社員がお客さまのもとへ伺い、商談などをまとめてしまいます」。
“スピード感”は、新商品の開発時も発揮されている。明和株式会社では、農業生産者が抱える“困りごと”をキャッチし、これを新商品開発のヒントにすることが多い。農作業にまつわる悩みや苦労を見聞きし、そこに改善の余地を感じた場合、即座に解決につながる商品の企画を進めるそう。そして、一般的なスピードをはるかに上回る速さで、商品のリリースまでこぎつけてしまう。
新商品の開発にあたっては、社内で企画を集め、コンテスト形式で優劣を競うこともある。長年にわたり、こうした努力と工夫を積み重ねる中かで、同社はヒット商品や注目商品も生み出している。近年は、表面は白色、裏面は黒色という一風変わった育苗トレー「育苗ベーストレー」を開発。表面を白色にすることで、トレー内の温度上昇が抑えられ、苗がストレスから守られるそう。また、白色のプラスチックは日差しに弱く、劣化しやすいというデメリットをふまえ、表面には特殊なコーティングを施したという。
「日々、農業生産者とコミュニケーションをとる中で、とくに深刻さを増していると感じる問題は、猛暑と人手不足。今後は、暑さの軽減や人手不足の解決につながる商品の開発に力を入れていく予定です」と、神達さんは今後の展望を語った。
問い合わせ
明和株式会社
本社所在地:愛知県豊明市沓掛町北畑63-10
HP:www.meiwa-co.net
TEL:0562-85-3382
文:緒方よしこ
写真:山本典義
AGRI JOURNAL vol.33(2024年秋号)より転載
Sponsored by 明和株式会社