鈴木農相 8月28日記者会見「政府備蓄米の買い戻しについて、価格動向への影響がないように留意しながら実施する」
2026.08.28
鈴木農林水産大臣は8月28日の記者会見で、政府備蓄米の買い戻しについて、「価格動向への影響がないように留意しながら実施する」と述べた。
メイン画像:記者会見する鈴木農相(出典 農林水産省)
鈴木農水大臣
記者会見概要
大臣 本日、私から1点、御報告がございます。横浜グリーンエクスポについてです。来週月曜日8月31日で、横浜グリーンエクスポの開幕まで残り200日となります。このため、機運醸成の一環として、8月31日には、農林水産省内で、今、私が着用させていただいております、横浜グリーンエクスポデザインのポロシャツを職員有志で着用する予定です。また、トゥンクトゥンクのグッズなどを身に付けて執務をすることにいたしております。さらに、本日、このポロシャツを来た職員有志で、200日前ということで、「200」の人文字を作りまして、農林水産省の公式SNSでも発信をいたします。横浜グリーンエクスポのチケット販売枚数は、230万枚を突破をいたしました。引き続き、前売チケットについては、絶賛発売中でありますので、皆様も横浜グリーンエクスポにご期待をいただきたいと思います。
―2点お伺いいたします。まず1点目、政府備蓄米の買戻しについてお伺いいたします。9月中に買戻しを実施し、数量は15万トンを軸に調整するという一部報道がございます。兼ねて判断材料にすると説明されてきた26年産米の作柄も発表間近に控えておりますけれども、改めて買戻し時期や量について、大臣の考え方をお伺いします。
大臣 この件について、様々な報道があるということは承知をしております。備蓄米の買戻しについて、今の時点で、具体的な時期・数量を決定したという事実はありません。今週25日火曜日の会見においても、「8月15日現在の令和8年産水稲の作柄については、31日月曜日の公表に向けて、現在作業を進めています。そしてまた、この状況を踏まえて、速やかに食糧部会の開催など、準備を進めていく」と申し上げたところであります。
買戻しの時期・数量については、来週31日月曜日に公表される統計の結果、これをよく踏まえて、今後の需給状況等を見定めた上で、9月2日開催予定の食糧部会のご意見も伺いながら、適切に判断させていただきます。
―2点目、概算要求についてお伺いいたします。農林水産省、先日、自民党の会議において、3.1兆円規模の概算要求案を示されました。新たな水田政策など事項要求も含めまして、要求についての考え方、それから重点を置いたポイントについて、大臣のお考えをお願いします。
大臣 令和9年度の予算概算要求については、概算要求基準で示されました、『「強く豊かな日本」投資枠』というのも活用し、食料安全保障の強化などを実現するための予算をしっかりと要求してまいりたいと考えております。要求に当たりましては、この新しい投資枠だけではなく、農業構造転換集中対策などについても、事項要求を活用しながら、充実した要求をさせていただきます。
特に、令和9年度予算の要求のポイントは、やはり新たな水田政策の創設が一番かなというふうに思います。必要な予算を要求できるよう、引き続き、与党と調整を続け、万全を期してまいりたいと思います。特に、水田政策の見直しに加えまして、私としては、新たにこのフードテック、これの投資促進のための予算というのも考えております。また同時に、中山間地域のしっかりと下支えをしなければならないと思っておりますので、その辺を重点的にやっていきたいというふうに思います。
―備蓄米について伺います。一般的なご回答になってしまうかもしれませんが、可能な範囲で備蓄米を買い戻すねらいと、買戻しによって今後の米の需給や店頭価格にどのような影響があると見ているか、可能な範囲で教えていただけますでしょうか。
大臣 政府備蓄米については、将来の米の不作や、また需要の急増による供給不足に備えるため、食料安全保障上の観点から、100万トン水準をしっかりと維持していくということが不可欠であるというふうに考えております。その上で、昨年、59万トンを主食用に放出したことも踏まえて、今後、備蓄水準の回復を計画的に進めていく必要があります。
買戻しの実施に当たりましては、市場における価格動向への影響がないように留意をしながら、供給不足が生じる見込みが低い環境下で行うこととしております。このため、31日月曜日に公表される、8月15日現在の令和8年産水稲の作柄を確認することとしております。基本的にはそういうことであります。
DATA
取材・文:アグリジャーナル編集部
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