脱炭素化や農業活性化へ。ソーラーシェアリングの専門会社が、地域の農業振興や経済循環をワンストップでサポート
2026.07.23 PR
福岡県を拠点にソーラーシェアリングのコンサルティングから設計施工を全国展開している企業がある。株式会社アグリツリーは、自治体や地元企業と連携して地域の農業振興や経済循環を促進するプロジェクトに参画している。
計画策定から発電開始まで
地域の合意形成もサポート
アグリツリーは、福岡県那珂川市に本社があるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の専門会社。ソーラーシェアリングは、「営農型太陽光発電」とも呼ばれる。耕作地の上に太陽光パネルを設置して、1つの土地で農業と発電を同時に行う取り組みだ。
福岡県下関市で遊休農地を有効活用。(写真提供 アグリツリー)
西光司代表は、「ソーラーシェアリングによって、食べものとエネルギーがまわる社会を地域とともにつくり、広げていきたいと考え、この会社を立ち上げました。地域で食とエネルギーの自給率を高めることは、私たちの世代の責務だと感じています」と力を込める。
ソーラーシェアリングを活用した地域づくりのイメージ。(提供 アグリツリー)
アグリツリーの強みは、事業計画の策定、資金調達、農地の一時転用といったコンサルティングから、資材の調達・施工・維持管理などのエンジニアリングまで、ソーラーシェアリングに必要なサポートをワンストップで提供する点だ。発電開始までのサポートを一貫して提供することで、初期投資額を抑えている。
自治体や地元企業と連携して、地域の農業者の合意形成についても伴走支援している。西氏は「ソーラーシェアリングを実施するにあたっては、地域の農業者に取り組みの意義を理解していただくことが大前提です。栽培する作物や農作業への影響、発電設備の耐久性などについて、農業者や地権者の疑問に丁寧に対応しています」と説明する。
経済循環の促進を目指す
下関市の地域づくりに参画
山口県下関市では、市の共同提案者として、ソーラーシェアリングをきっかけに地域の農業や経済に新たな循環を生み出すプロジェクトに参画している。下関市は、2024年に環境省の脱炭素先行地域に選定され、地域経済のエコロジカルな循環による環境都市づくりを目指している。
しかし、卸売市場や水族館がある沿岸部の中心市街地に人が集まる一方で、中山間地域の活性化が大きな課題になっている。「沿岸部でソーラーシェアリングの再エネ電気を使用して脱炭素化を推進し、中山間地域では農産物と電気の販売によって収益が安定して雇用を創出し、地域農業の活性化が促進されます」(西氏)。
福岡県八女市では、100年以上続く製茶会社「郷田製茶」とともに、ソーラーシェアリングによる「棚掛け八女玉露」の復活にチャレンジしている。棚掛けとは、茶畑の上に「棚」と呼ばれる骨組みを設置し、その上からネットをかけて遮光する栽培方法だ。茶畑に直接ネットをかける直掛けと比べて手間とコストがかかるが、風通しが良く温度が上がりにくくなるため、病害の発生リスクが下がることが期待されている。
「日本国内だけにとどまらず、ベトナムやキルギスなどの行政機関、大学と連携して、ソーラーシェアリングの実証事業に取り組んでいます。自治体や企業のみなさんから気軽に声をかけていただき、誰の目から見ても恥ずかしくないソーラーシェアリングを一緒に広げていきたいと考えています」と西氏は未来を見つめている。
ベトナムでの実証の様子(写真提供 アグリツリー)
問い合わせ

株式会社アグリツリー
福岡県那珂川市今光1-115
TEL:092-953-2725
取材・文/山下幸恵(office SOTO)
EARTH JOURNAL vol.7(2026年春号)より転載
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