鈴木農相 6月5日記者会見「四国、九州地方を中心に農業用ハウス100棟に被害」
2026.06.05
鈴木農林水産大臣は6月5日の記者会見で、台風6号による農業被害について「四国、九州地方を中心に農業用ハウス100棟、農地農業用施設69か所の被害の報告がある。現地との連携を密にして必要な対応を進めていきたい」と述べた。
メイン画像:記者会見する鈴木農相(出典 農林水産省)
鈴木農水大臣
記者会見概要
大臣 来週6月8日月曜日、オンラインで開催をされます、G7の臨時農業大臣会合に出席をさせていただきます。今回の会合は、中東情勢による、肥料供給への影響を議論するため、G7議長国であるフランスの提案により開催されるものです。危機的状況下において、世界のマーケットメカニズムが円滑に機能し、食料安全保障の向上に資するため、G7農業大臣として、強力なメッセージが発出できるよう、議論に貢献していきたいと考えております。
― 台風6号で大雨・暴風等ありましたが、農林水産業への被害状況を教えてください。
大臣 まず今回の台風6号で、被害に遭われた全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
台風6号による農林水産関係の被害ですけれども、本日6時時点で、四国・九州地方を中心に、農業用のハウス100棟、農地・農業用施設69か所、また、林地12か所の損壊に加えて、12の漁港で流木の流れ込みなどの被害が報告をされております。引き続き、現地との連携を密にして、被害状況を迅速に把握するとともに、必要な対応を進めさせていただきます。
―中東情勢の関係で1点お伺いします。鹿児島県漁連などが、養殖カンパチのエサ代高騰に対応するための要望書を水産庁長官にお渡ししています。漁船やボイラーに使う燃料の価格高騰や不足への対応などについて、改めて農水省の対応方針を教えてください。
大臣 1日月曜日に、鹿児島県の養殖業者の皆様から水産庁長官に対して、生餌の安定確保と、中東情勢に伴う価格高騰に対する支援要望があったというふうに伺っております。
農林水産省といたしましては、現在、太平洋側において、カンパチなど養殖魚の生餌の原料となるイワシやサバの不漁が続いていて、結果として、価格が大変高騰しているということを踏まえまして、従来、養殖業の生餌に利用できていない雑魚を利用するなど、安定供給に向けた取組を支援しているほか、鹿児島県と連携をして、地元の漁船漁業と協力をして、生餌用のイワシ・サバを確保するよう調整をしております。このほか、先進的な養殖業者や研究機関の知見を活用して、生餌から配合飼料への切り替えを進めることも行っております。
また、漁業用燃料の価格高騰につきましては、経営への影響を緩和するための補てん金を交付する制度を措置をしております。要請があったような、燃料不足に対する不安の声に対しては、関係団体等と連携をして実態把握を行うほか、具体的な目詰まり事案に接した際には、経済産業省と連携をとりながら、しっかりと供給がなされるように対応させていただきます。ちなみに、燃油高騰の際の漁業者の皆さんへの補てん金ですけれども、希望者には、本来6月23日に交付されるものを、1か月前倒しをして、5月20日に交付を既に行っているところです。
DATA
取材・文:アグリジャーナル編集部
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