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「TikTok上半期トレンド大賞2025」山形県の若手米農家がイノベーター部門賞を受賞!

ショートムービープラットフォーム「TikTok」が、6月24日に「TikTok上半期トレンド大賞2025」を発表。アニメ『薬屋のひとりごと』が大賞を受賞し、CUTIE STREETやTBS日曜劇場『御上先生』などが目立つなか、新設部門「イノベーター部門賞」は山形県の若手米農家、米利休さんが見事受賞となった。

「Tiktok上半期トレンド大賞2025」
新部門で若手米農家が見事受賞

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、合同会社コンデナスト・ジャパンとの共同プロデュースのもと、2025年6月24日(火)に「TikTok上半期トレンド大賞2025」授賞式を開催し、大賞と各部門賞を発表。マンガ・アニメ部門賞をダブル受賞した『薬屋のひとりごと』が大賞に輝いた。またミュージック部門賞はデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」で人気を博すCUTIE STREET、エンタメ部門賞ではTBS日曜劇場『御上先生』が受賞した。

そんななか、東京大学出身の農家として動画コンテンツを通じて農業が抱える課題をユニークで分かりやすく発信する米利休(こめのりきゅう)さんが、今年新設されたイノベーター部門賞を見事受賞。水田への自動栽培の導入検討や呼びかけなど、とくにTikTokを活用した課題解決のための活動が評価されての受賞となった。

 

TikTokフォロワー7万人!
山形の米農家「米利休」さん

米利休さんは、山形県川西町で「つや姫」「ひとめぼれ」などの水稲の品種を栽培する米農家。長年受け継いできた「美味しい米づくり」を残すため、東京大学を卒業後、祖父を継ぐことを決意。現在は36.5haの圃場(うち水稲は33.5ha)で生産を行う傍ら、米ブランド「利休宝園」を立ち上げ、オンラインでの販売を開始した。

さらに、農業全体のイメージをポジティブに変えて日本の農業を盛り上げようと、2024年5月にアカウント(@komenorikyu)を開設。東京大学出身の農家として、動画コンテンツを通じて農業が抱える課題をユニークに分かりやすく発信する。また、農業経営の難しさや継ぎ手不足を解消するための具体的な方法も提案し、書籍の出版、セミナーへの登壇などTikTokから飛び出して様々な活動をおこなっている。

米利休さんコメント
「この度は、名誉ある素晴らしい賞にお選びいただき、本当にありがとうございます。僕は山形県で、じいちゃんの農業を継いだ米利休と申します。1年前まで、僕のじいちゃんはたった一人で米を作っていて、金銭的にも体力的にもギリギリで農業を続けてきました。そんな状況をなんとかできないかと考え、東京大学を卒業して1年後に、実家で農業を継ぐことにしたんです。農業のリアルな話や、僕の考え方を非農家でもわかる形で発信したところ、ありがたいことにTikTokでたくさんの方に注目していただけたようです。これからも1農家として、心に届く発信を続けていけるよう頑張ります!」

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7月24日(木)に開催する「第3回次世代農業セミナー」では、全国農業会議所人材対策部の萩原知里氏が「農業の雇用を取り巻く情勢と雇用就農資金の活用」について先進事例を交えてわかりやすく解説します。

 


 

いま、日本の農業は資材高騰や相次ぐ異常気象、高齢化と人手不足など、多くの課題を抱えています。本セミナーでは、各界の有識者や専門家にご登壇いただき、日本の農業のあるべき姿を考えます。


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