「コメ農家への恩返しを」玄米パンでコメ消費を拡大

日本の食糧自給率低下が問題となる中、国による政策だけでなくさまざまな企業や団体による農家支援が行われている。熊本県の農機具販売会社によるコメ農家の支援の取り組みを紹介する。

日本人のコメの消費量は、年々減少し続けている。原因は、日本人の食生活が昔と比べて変化し、コメ以外のパンやめん類などの主食を食べるようになったからだ。そして、コメの消費量減少に伴い、日本国内の耕作放棄地は増加している。

そういった現状を受け、農機メーカー・クボタのグループ販売会社である中九州クボタでは、熊本県産の玄米を使ったパンとパスタ麺の製造販売により、コメの消費拡大支援に取り組んでいる。

田んぼ

中九州クボタの独自ブランド「玄氣堂(げんきどう)」の玄米パンの魅力は、そのおいしさと栄養豊富な点にある。
玄米というと小麦のパンよりも固いというイメージがあるが、水分を含ませた生の玄米をペースト化させているため、しっとり・ふんわり・もっちりの食感が実現した。実際に購入した方のアンケートで、「小麦パン以上のおいしさ(61%)」「小麦パンに負けないおいしさ(36%)」という高い評価を得ている。小麦と比べてビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれていることや、高カロリーなバターやマーガリンを使わず、米油を使用していることも好評だ。原料の加工からパン作りまでを職人による手づくりにもこだわっているという。
地元熊本県菊池郡に玄米パン専門店の「玄氣堂 コメノパンヤ」を構え、通信販売も行い、販路を広げている。

現在、日本で消費されるパンは99%が輸入した小麦に依存しており、その量は年間155万トンにのぼる。その輸入小麦を少しでも多く、国産玄米に置き換えることができれば、日本の水田の耕作放棄地も解消されるのだ。「玄氣堂」は、玄米製品を多くの人に届けることで、コメの消費拡大を目指している。


玄氣堂 コメノパンヤ 公式サイト


 

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