注目キーワード

政策・マーケット

新会社設立によって、日本の農薬は安くなるか?

農協改革の動きのなかで、ひとつの焦点となっている肥料や農薬・農業機械などの価格の問題。その問題を解決するため、新しい会社が設立されようとしている。

農薬は高い?
新会社の設立へ

日本の農業において、農業資材の値段が海外に比べて高いことが指摘されており、改善すべき課題として議論されている。そのような中で、JA全農と三菱商事株式会社の2社は、農薬の登録・製造・販売を行う「Z-MCクロッププロテクション株式会社(仮称)」の設立に合意した。

JA全農が持つ農薬研究開発などの強みと三菱商事の持つ農薬事業の海外ネットワークなどの強みを合わせることで、その相乗効果を狙いたい考えだ。

新会社では、まずは国内外非農耕地向けに農薬の拡販をめざすほか、ジェネリック農薬の調達を推し進める方針だ。これにより、高いと言われ続ける日本の農薬がどうなるのか、今後注目したいところである。


文/kuma kuma

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 土壌の保水力・保肥力を向上させる「EFポリマー」が日本随一の畑作地帯・十勝に上陸!...
  2. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  3. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  4. アザミウマの発生を1/10程度に削減! イチゴ農家を救うLEDの赤い光
  5. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  6. 日本初、土壌水分センサーを120個設置! ICTが導くみかん栽培の最先端
  7. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  8. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  9. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  10. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.31|¥0
2024/04/19発行

お詫びと訂正