注目キーワード

道工具・資材

営農を支援!クボタのコンバインに新機能が搭載

株式会社クボタが、この春に新たな機能を備えたコンバイン・トラクタを発売することを発表した。営農が広まる中でどのような機能を新しく備えたのか、また既存の機能でもレベルアップしたのは何なのか、紹介していく。

農業機械のニーズと
生産コストの低減を目指す

農業へ参入する人が徐々に増えて規模が拡大する中で、作業を効率化しハイクオリティの作物を育て、かつ、それらを省力で行うことが求められるようになっている。今回、株式会社クボタが開発したコンバイン・トラクタは、農業機械のニーズと生産コストの低減を目指して開発された。

従来機の機能をレベルアップし
新機能も搭載した普通型コンバイン

普通型(汎用)コンバイン「ワールドシリーズWRH1200」

普通型コンバインは、1台で稲、麦、大豆、そばなどの複数の作物を収穫することができる機械だ。特徴としては、機械の仕組みがシンプルなためメンテナンス性が高いことが挙げられる。しかし、今回クボタが開発したコンバインには、従来の機械からブラッシュアップされた以下の機能がある。

①従来機よりも19馬力アップした120馬力のエンジンを搭載
②刈取、脱穀、選別能力の性能を向上
③グレンタンクの容量アップにより水稲での収穫性能を向上

これらの機能の向上によって、複数の作物を収穫する農家さんの生産コスト低減に貢献する。

さらに、今回普通型コンバインでは初めて搭載する機能として「食味収量センサ」がある。収穫している段階で、稲・麦のタンパク値や水分量、収量を確認することができる。さらに大豆なら、収量と水分値を圃場ごとに測定することが可能だ。クボタが独自で行っている営農を支援するためのシステム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」と連動させれば、翌年からの作付計画にも有効活用できる。

新しく備わった機能を駆使すれば、クボタが営農を支援してくれる仕組みになっている。新しい農業機械を探している農家さん、生産コストを低減させたい農家さんはぜひ注目してほしい。

農業機械概要

発売日:平成30年4月
販売目標:200台
型式:WRH1200(120馬力)、1型式
価格:14,100,000円~15,200,000円(税抜き)

その他、トラクタも新たに発売が決まっている。詳しくはホームページへ!

HP:株式会社クボタ

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【動き出したスマート農業技術活用促進法】生産方式革新実施計画を11件認定...
  2. 注目される『バイオ炭の農地施用』。温暖化対策に加え、Jクレジット活用で収入アップにも期待!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. あのランボルギーニから最新モデル!? クールな「高機能トラクタ」5選
  5. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  6. 今買えるEV軽トラから特定小型まで! 農業で活躍するモビリティを一挙公開!...
  7. 玉ねぎ栽培におすすめな肥料とは?育て方に最適な追肥の時期や方法を紹介!...
  8. 【イチゴ編】症状別で見る! 生理障害・病害虫の原因と予防の基礎知識
  9. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  10. その「二価鉄」効いてる? 専門家に聞いた、「鉄欠乏」に効くバイオスティミュラント資材とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.34|¥0
2025/01/21発行

お詫びと訂正