営農を支援!クボタのコンバインに新機能が搭載
2018/02/16
株式会社クボタが、この春に新たな機能を備えたコンバイン・トラクタを発売することを発表した。営農が広まる中でどのような機能を新しく備えたのか、また既存の機能でもレベルアップしたのは何なのか、紹介していく。
農業機械のニーズと
生産コストの低減を目指す
農業へ参入する人が徐々に増えて規模が拡大する中で、作業を効率化しハイクオリティの作物を育て、かつ、それらを省力で行うことが求められるようになっている。今回、株式会社クボタが開発したコンバイン・トラクタは、農業機械のニーズと生産コストの低減を目指して開発された。
従来機の機能をレベルアップし
新機能も搭載した普通型コンバイン
普通型(汎用)コンバイン「ワールドシリーズWRH1200」
普通型コンバインは、1台で稲、麦、大豆、そばなどの複数の作物を収穫することができる機械だ。特徴としては、機械の仕組みがシンプルなためメンテナンス性が高いことが挙げられる。しかし、今回クボタが開発したコンバインには、従来の機械からブラッシュアップされた以下の機能がある。
①従来機よりも19馬力アップした120馬力のエンジンを搭載
②刈取、脱穀、選別能力の性能を向上
③グレンタンクの容量アップにより水稲での収穫性能を向上
これらの機能の向上によって、複数の作物を収穫する農家さんの生産コスト低減に貢献する。
さらに、今回普通型コンバインでは初めて搭載する機能として「食味収量センサ」がある。収穫している段階で、稲・麦のタンパク値や水分量、収量を確認することができる。さらに大豆なら、収量と水分値を圃場ごとに測定することが可能だ。クボタが独自で行っている営農を支援するためのシステム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」と連動させれば、翌年からの作付計画にも有効活用できる。
新しく備わった機能を駆使すれば、クボタが営農を支援してくれる仕組みになっている。新しい農業機械を探している農家さん、生産コストを低減させたい農家さんはぜひ注目してほしい。
農業機械概要
発売日:平成30年4月
販売目標:200台
型式:WRH1200(120馬力)、1型式
価格:14,100,000円~15,200,000円(税抜き)
その他、トラクタも新たに発売が決まっている。詳しくはホームページへ!
HP:株式会社クボタ