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2025年のトレンドは? 作業性やデザインで選ぶ! 農業WEEKで見つけたワークウェア3選

国内最大規模の農業・畜産の総合展「第14回 農業WEEK(通称 J-AGRI TOKYO)」の展示物のなかから、ワークウェアブランドを3つご紹介! 着心地や作業性、そしてデザイン性にもこだわった製品をチェックしよう。

<目次>
1.ワークウェアに「Hi-Vis」を融合【ユニバーサル・オーバーオール】
2.お洒落な女子向け国産ワークウェア【CAT avenir(キャットアヴェニール)】
3.遮熱性と快適性を高めた【のらスタイル】の2025春夏新作に注目!

 

ワークウェアに「Hi-Vis」を融合
【ユニバーサル・オーバーオール】


ユニバーサル・オーバーオールは1924年にシカゴで創業を開始した、アメリカの老舗ワークウェアブランド。ハードユースにも耐えるワークウェアをリーズナブルな価格で提供し続けてきた。ドリームワークスの営業部長代理、伊藤大悟さんが説明してくれた。

「2024年春夏の新作として、ユニバーサル・オーバーオールが誇る古き良きワークウェアに、新たに蛍光色や反射材などを使用して目立つことを目的とした「Hi-Vis」を融合させたアイテムをリリースします。

トラックジャケット、シャツ、カーゴパンツ、オールインワン、オーバーオールなどの袖やジッパーライン、背中などに、蛍光色素材や反射材(Hi-Vis素材)を配置しています。この『Hi-Vis』がアイキャッチとなり、クラシカルなシルエットのワークウェアに融合させています」


発売開始は2025年4月とのこと。ご興味を持たれた方は、同社のウェブサイトをチェックして欲しい。

DATA

ユニバーサル・オーバーオール

 

モチベーションを着る!お洒落な女子向け国産ワークウェア
【CAT avenir(キャットアヴェニール)】

「CAT avenir(キャットアヴェニール)」は広島県福山市に本社を置く作業着メーカー、クレヒフクが展開する女性向けブランド。

クレヒフクは農業界では馴染みが薄いが、創業は1927年という豊かな歴史を有する日本の老舗企業だ。自動車整備士用の本格的なワーキングウェアは、業界で高く評価されている。

そんなクレヒフクが農業女子向けに特化して提供しているのが「モチベーションを着る!」をコピーとする「キャットアヴェニール」。ブランドディレクターを務める今川優香さんが教えてくれた(写真の女性)。

今川優香さん

「自動車整備士用ワークウェアで培った技術を、より多くの方に提供したい、と始めたブランドです。品質と耐久性には自信があります。生地のみならず製造も日本国内で行っているんですよ。そのうえで、女性視点で女性向け製品を企画しています

今川さんが着用しているのは、看板商品の「613 コーデュロイサロペット/640ホワイトxベージュ」であるという。

「大胆な配色使いが特徴の、「かわいい」が溢れるコーデュロイサロペットです。大きなポケットにはスマホが十分に入り、落ちにくい深さを確保しています。アクセントの胸ポケットは、ペンやペグ、小物入れに便利です。農業女子に必要な機能を有しています。脇ポケットとお尻ポケットは刺子のステッチが入っています。

パンツはトレンドのワイドタイプ。長めにストレートで着たり、ロールアップでテーパードに着たり、自由自在。ウエストはドットボタンで2段階調節が可能で、ダボっと着るシルエットとキュッと絞るスタイルが楽しめます。

柔らかなコーデュロイ素材は肌触りが良く、快適な着心地を実現しています。オシャレを楽しみながら、日々の作業を快適にこなすことができます

「613 コーデュロイサロペット/640ホワイトxベージュ」は、S・M・L・LL・3Lの4サイズをラインナップしており、価格は10,500円(税込み)。同社ネットショップから購入できる。

DATA

キャットアヴェニール

 

遮熱性と快適性を高めた
【のらスタイル】の2025春夏新作に注目!

「のらスタイル」は和歌山県有田市に本社をおく株式会社ユニワールドのプライベートブランドだ。ユニワールドは1996年に軍手・軍足の販売を開始。今では複数の自社ブランドに加え、PUMAのワークウエア、セーフティシューズ、ワークグローブを「PUMA.AT WORK.」として大々的に展開している。

「創業当初は軍手を主に扱っていたのですが、場所が有田でしょ、だからミカン農家の方から、ミカン栽培作業で使いやすい手袋を求められました。それを切っ掛けに、農業にマッチした製品の開発を始めたんですよ。その発展形が『のらスタイル』。農家さんの毎日をもっと楽しく色鮮やかにする畑の仕事着を、『のらスタイル』ブランドとして2013年に立ち上げたのです」

そんな「のらスタイル」製品の中から、ここでは2025春夏向けとして発表された新作の農帽、「風通る遮熱ハット」(写真左)と「ゆるふわ風ぬけ帽」(写真右)を紹介しよう。

「近年は特に夏の暑さが厳しいですから、これまで以上に暑熱対策が求められています。それだけでなく、快適性を高めることも求められています。そこで開発したのが、『風通る遮熱ハット』と『ゆるふわ風ぬけ帽』です。

『風通る遮熱ハット』は遮熱性を高めることに注力した製品。99%UVカットであり、最も熱くなる頭頂部に、『のらスタイル』で初めて遮熱生地を採用しました。また、トップの風通しにもこだわり、メッシュを組み合わせた二重構造としたことで、炎天下での作業負担を軽減します。

『ゆるふわ風ぬけ帽』は、肌に優しい綿100%。後頭部にはベンチレーションを装備して、風ぬけを高めています。メッシュ部分に被せるように綿で二重に縫いつけているので、UV対策も万全。メッシュが見えないのでバックスタイルもおしゃれに決まります。さらに農帽前側の日よけが窮屈にならないよう、ツバと日よけの縫製を見直して、快適性を高めました

また、来る2025年春夏シーズンに向けて、人気商品に新色が多数追加されるという。農業生産者に寄り添う「のらスタイル」に、是非、注目していただきたい。

DATA

のらスタイル


文/川島礼二郎

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