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障害物を検知し、衝突を回避! 遠隔で効率的に農薬散布や草刈りができる農業用自律走行車

サステナブルな農業に向けて、海外で開発・活用が進む次世代サービス情報をお届けするWORLD AGRI NEWS。ニュージーランドから、燃料消費量を70%削減するハイブリッド農業用自律走行車を紹介する。アメリカやオーストラリアの果樹園・ブドウ園で導入も進んでいる。

燃料消費量を70%削減する
農業用多機能型自律走行車

「プロスパー」は、ニュージーランドのアグリテック企業ロボティクス・プラスが開発した農業用多機能型ハイブリッド自律走行車だ。障害物を検知して衝突を回避しながら安全に自律走行し、自動農薬散布機など、付け替え可能な作業機を用いて様々な農作業の効率を大幅に向上。直観的なユーザーインターフェイスにより、オペレーターは遠隔で効率的にタスクをモニタリングできる

©Robotics Plus

また、ディーゼルと電気のハイブリッドによって燃料消費量を70%削減。軽量に設計され、土壌圧縮の軽減につながるのも利点だ。「プロスパー」は2023年9月に初めて披露されて以降、これまでに米国や豪州、ニュージーランドの果樹園やブドウ園で導入されている。


AGRI JOURNAL vol.34(2025年冬号)より転載

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