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「2024年野菜の総括」今年最も食べる機会の多かった野菜、3位「トマト」、2位「たまねぎ」、1位は?

タキイ種苗株式会社は、2024年の年末を前に、400人の男女を対象に「野菜」に関する調査を実施した。今年で10回目となる本調査では、今年ならではの「野菜」の世相が明らかとなった。

【タキイ種苗 野菜に関するアンケート調査】
◆調査期間:2024年10月中旬 ◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象者:全国の20~60代の男女 ◆有効回答数:400サンプル
※グラフはすべて%。本リリース上のスコアの構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合もあります。

 

今年最も食べる機会が多かった野菜は
不動のあの野菜!?

タキイ種苗株式会社は、2024年の年末を前に、400人の男女を対象に「野菜」に関する調査を実施した。今年で10回目となる本調査では、今年ならではの「野菜」の世相が明らかになった。

物価高騰への負担が家計を直撃し、野菜の値段も「高い」という印象が強い一年。野菜の価格高騰への意識は過去最高だった昨年に続く8割超えとなった。物価高騰は、野菜の購入量にも影響し、「野菜の購入量を減らした」人が約15%という結果になった。

そんな中、“今年最も食べる機会が多かった野菜”は、「キャベツ」だった。
日常の家庭の食生活を支える野菜として「キャベツ」(54.3%)、「たまねぎ」(54.0%)。昨年の調査では、「たまねぎ」(60.5%)、「キャベツ」(57.3%)となっていたため不動のワンツーフィニッシュという結果になった。

一方、異常気象の影響もあってか、3位「トマト」4位「きゅうり」5位「なす」と、夏野菜が異例のラインナップを見せた。

今年最も食べる機会の多かった「キャベツ」も、“昨年に比べて値段が高いと感じた野菜”ランキングでは、「トマト」と同率1位という結果になった。
それに対し、“値段が高くても買う野菜”ランキングは、1位「たまねぎ(31.8%)」、2位「キャベツ(28.3%)」と、食卓に必要不可欠な野菜の価格高騰が家計に打撃を与える1年となった。

2024年は野菜にとって厳しいニュースが多く報道されていたこともあり、特に日々の家計に直結したニュースが注目され、2024年は野菜にとって苦難の年とも見られた。

以下、タキイ種苗株式会社のプレスリリースより。

1.2024年によく食べた「野菜」

今年食べる機会が多かった野菜1位は「キャベツ」。2位の「たまねぎ」は僅差で5年連続の首位を逃す!3位から5位は夏野菜がランクイン。

「今年(2024年)に食べる機会が多かった野菜」では、1位「キャベツ(54.3%)」と2位「たまねぎ(54.0%)」の差はわずか1票となっており、2020年からの経年比較においてもこの2つが不動のトップ2となっています。 

また、安定して人気の高い3位「トマト(43.3%)」に加えて、夏野菜である「きゅうり(43.0%)、「なす(42.3%)」がランクインしており、猛暑が長引いた影響で夏野菜が食卓に並ぶ機会が多かったと思われます。

2.2024年の「野菜の値段と購入意欲」

①価格が高かったと「思う」人の割合は依然として過去最高だった昨年に続き8割超え!

「例年に比べて野菜の値段が高かったと思うか」については、「思う」が84.0%となっており、過去最高だった昨年(89.3%)に比べて下がってはいますが、依然として高い傾向が続いています。
日々の生活において、物価高騰への負担が続いており、野菜の値段も「高い」という印象が強い1年だったとうかがえます。

②例年に比べて値段が高いと感じた野菜1位は、食べる機会が多かった野菜1位の「キャベツ」が、昨年1位のトマトに並んだ。値段が安いと感じた野菜は昨年同様に「特になし」が85.5%と高い傾向に。

「例年に比べて値段が高いと感じた野菜」では、「キャベツ(43.5%)」「トマト(43.5%)」が同率で1位となり、3位以下と10%近い差をつけています。1位「キャベツ」は、「食べる機会が多かった野菜」1位でもあり、よく食べるからこそ値段が「高い」と感じる人が多かったようです。

一方で、「例年に比べて値段が安いと感じた野菜」は「もやし (2.0%)」が僅差で1位となっていますが、「特になし(85.5%)」が圧倒的な割合を占めており、野菜全般に価格高騰を感じた年であったといえます。

③ 「値段が高くても買う野菜」でも、よく食べた野菜1位、2位の「たまねぎ」「キャベツ」がトップ2。「高いと買わない野菜」はブロッコリーに次いで「アボカド」がランクイン。

「値段が高くても買う野菜」は、1位「たまねぎ(31.8%)」、2位「キャベツ(28.3%)」が高い割合となっています。特にキャベツは「値段が高いと感じた野菜」1位でもあり、汎用性の高さから食卓に必要不可欠で、値段が高くても買わないわけにいかない野菜となっています。
「値段が高いと買わない野菜」は、「ブロッコリー(19.0%)」が1位となっていますが、突出して高い傾向ではなく、嗜好に左右されると思われます。

④野菜の購入量については、値段が「安い」と感じた「もやし」が増加1位となる一方、「高い」と感じた「トマト」が減少1位に。価格高騰が野菜の購入量にも影響している! 

「例年に比べて購入量が増えた野菜」1位が「もやし(12.5%)」に対し、「例年に比べて購入量が減った野菜」1位は「トマト(12.3%)」となっており、「例年に比べて値段が『高い』『安い』と感じた野菜」1位と連動しています。一方、2位「キャベツ(7.0%)」、3位「たまねぎ(5.5%)」は、「値段が高くても買う野菜」1位、2位となっており、価格の高騰が購入量に影響する野菜と、影響が少ない野菜があることがわかります。

⑤野菜の価格高騰への創意工夫では、「スーパーで見て安いものを買っている」が4割越え。さらに「野菜の購入を減らした」が約15%と切実な実態が浮き彫りに!

「野菜の価格が高騰した際に創意工夫していること」は、「スーパーで見て安いものを買っている(42.5%) 」が1位で、2位「もやしなど比較的に安価な野菜で補足・代替している(25.5%)」に17.0%差をつけています。

新設選択肢では、「価格上昇の影響の少ない野菜を使う(18.8%)」「野菜の購入量を減らした(14.8%)」が高く、野菜の価格高騰が、購入する野菜の種類と量の双方に影響を与えていることがわかる結果となりました。


 
会社概要
名称:タキイ種苗株式会社
所在地:京都府
業種:水産・農林業
公式サイト:https://www.takii.co.jp/

引用:タキイ種苗『2024年度 野菜の総括』

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