STOP農作業事故! 危険を防止する3つのポイント
2018/02/20
農作業を効率化してくれる便利な農業機械。しかしその一方で、不注意や機械トラブルによる死亡事故が多く起きていることをご存知だろうか。作業時には気づかなくても、実は危険が潜んでいる可能性もある。農作業事故を防ぐには、何に気をつけるべきか? 3つのポイントにしぼって解説する。
2016年に起きた
農作業死亡事故の件数は?
農林水産省が2018年2月13日に公表した内容によると、2016年に発生した農作業死亡事故の件数は312件。前年比で26件減少したものの、計算上2日に1件以上は死亡事故が起きていることとなり、まだまだ多いのが現状だ。
事故区分で見ると、農業機械使用時に発生した事故が全体の7割と最も多く、そのうち「乗用型トラクター」が87件(農作業死亡事故全体の27.9%)、次いで「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」が37件(11.9%)、「歩行型トラクター」が35件(11.2%)と、これらの3機種による事故が、農作業死亡事故件数のうち半数を占める結果となった。
出典:農林水産省
この調査内容から、農業機械使用時の死亡事故がいかに多いかが見て取れるが、事故を防ぐにはどのような対策を打てば良いのだろうか。