注目キーワード

道工具・資材

簡単整地で作業効率が一気にアップ! トルコの最新機が日本初上陸

2019年4月より、三菱マヒンドラ農機が、作業機『Deep Chisel(ディープチゼル)』の輸入・販売を開始! 「粗起し」と「心土粉砕」2つの作業を同時に行うことができ、さらなる作業効率アップが期待できる。

日本から世界へ
いま注目の農業機械メーカー
三菱マヒンドラ農機とは?

三菱マヒンドラ農機株式会社は、島根県松江市を拠点として100年以上にわたり農業機械の製作・販売を手掛けてきた。

その名が表すように、2015年には、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社との戦略的提携を果たしている。当のマヒンドラ社は、農業大国インドにおいて、トラクターシェア1位、トラクター販売台数でも世界トップクラスの大企業だ。

これまで着実に積み上げてきた製品開発力と、グローバル市場における強力な展開力を武器に、世界農業の発展に挑み続けている。



手強い土壌でも
均一に整地可能!

今回、三菱マヒンドラ農機が輸入・販売を開始するのは、トルコのHISARLAR(ヒサルラー)社が開発した作業機、『Deep Chisel(ディープチゼル)』だ。

最大の特徴は、鋤(スキ)のような長い刃と、土塊を砕くスパイクローラーを併せ持っていること。この2つの特徴により、土壌の深部まで掘り起こす「粗起し」、そして掘り起こした土を粉砕・鋤き込み鎮圧する「心土粉砕」を同時に行えるのだ。

さらに、油圧ピストンを搭載したことで、運転中の耕深調整も容易に。特に、大規模農家での作業効率アップが期待されている。

また、丈夫なボディと残渣物が詰りにくい構造も大切なポイントだ。厳しい土壌を想定して開発されたディープチゼルは、手強い土地でもその力を発揮するという。土壌条件によって性能が左右されることなく、高速かつ均一な整地が望めるのが嬉しい。

ちなみに、開発したヒサルラー社も、実は、マヒンドラ社のグループ企業。元々は、建設機械部品のサプライヤーとして発展し、今ではトルコ有数の農業耕運機械メーカーとなったそうだ。そんなヒサルラー社のディープチゼルだが、日本市場への導入はこれが初めて。

グローバルな視点と強固なネットワークを持った三菱マヒンドラ農機だからこそ実現した、ディープチゼルの輸入販売。ぜひその威力を体感してみたい。

DATA

三菱マヒンドラ農機株式会社

関連記事

特集企画

アクセスランキング

  1. 働く現場に寄り添う、パタゴニアのワークウエアの魅力とは?
  2. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  3. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  4. 草刈のプロに聞いた! 農家のお悩み別「刈払機選び」のポイント
  5. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  6. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  7. アゲトラ・コンプリートからDIYペイントまで! 軽トラカスタムがアツい
  8. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  9. 農業経営を変える、大反響のLEDライトの魅力とは?
  10. 全国の育苗施設で導入が急増中!苗箱並べ機「ベルノ」で腰を曲げずにスムーズな作業を...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.27|¥0
2023/4/14発行

お詫びと訂正