注目キーワード

道工具・資材

レーザー照射で雑草の成長を抑制! ドイツで開発された除草剤不要の除草手法とは

除草剤利用を削減できるロボットが各国で開発されている。ドイツで開発されたのは、レーザーで雑草を狙い撃ちできる新たな除草手法だ。

ピンポイントで
除草が可能に

ドイツの研究機関レーザーセンターハノーバーでは、レーザーからの光と生体物質との相互作用を応用し、レーザー照射によって雑草の成長を抑制する新たな除草手法を開発した。カメラを用いて農作物と雑草を判別し、雑草のみを標的にレーザーを照射する仕組み。
 


 
レーザーは農作物や土壌には影響を及ぼさず、土壌の質を保持したまま、雑草だけが枯れる。この手法はデジタル農業ソリューションと統合しやすく、自律走行ロボットや自動運転農機、ドローンなど、様々なプラットフォームに実装できるのが利点。



除草剤を必要としない除草手段として、ニンジンやタマネギ、テンサイといった付加価値の高い農作物の有機栽培などでの活用が見込まれる。
©Laser Zentrum Hannover e.V.


text: Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.14(2020年冬号)より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 土壌の保水力・保肥力を向上させる「EFポリマー」が日本随一の畑作地帯・十勝に上陸!...
  2. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  3. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  4. アザミウマの発生を1/10程度に削減! イチゴ農家を救うLEDの赤い光
  5. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  6. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  7. 日本初、土壌水分センサーを120個設置! ICTが導くみかん栽培の最先端
  8. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  9. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  10. 被るだけで-10℃!?1ヶ月で完売した「ウルトラライトハット」が今年も発売...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.31|¥0
2024/04/19発行

お詫びと訂正