注目キーワード

道工具・資材

腕アシスト機能搭載モデルが続々登場! 飛躍期に入ったアシストスーツの最新事情

アシストスーツ市場がいよいよ飛躍期に。身体全体からパーツ単位でのアシストと、作業を細分化し開発される最新アシストスーツ。荷物運搬や上向きでの収穫などそれぞれの動きによくフィットする最新版を見ていこう。

市場の飛躍期!
最新アシストスーツ

アシストスーツが飛躍期に入ってきている。新規参入メーカーが増えたことで製品の種類が豊富になったうえ、機能が充実し始めている。さらに10万円台の製品が登場するなど、製品は高機能と廉価の二極化傾向にある。その結果、これまでの介護、物流、建設といった分野から新たに、農業での使用例が増えている

アシストスーツには、人工筋肉などを用いて作業・姿勢をサポートする「サポーター系」と呼ばれるアシストスーツと、電力によりモーターを駆動する「モーター系」がある。それぞれ、アシスト力や動きやすさ、軽量さなど、製品によって重視しているものが違うため、自身の農業現場に適した一台を見極めて取り入れるといいだろう。

飛躍期であるこれらアシストスーツに最近、新たな展開が見られる。それが新機能、具体的には【腕アシスト機能】の広がりである。本稿では、そんな腕アシスト機能を持ったアシストスーツを駆け足で紹介して行こう。



ウインチワイヤーを搭載
積み下ろしをアシストする

クボタ『WIN-1』
クボタは重量物の積み降ろしに威力を発揮するモーター系の『WIN-1』を発売している。

ご覧のようにウインチワイヤーを搭載しており、これが重量物を吊り上げることで、多段積み上げ・積み下ろし作業を軽労化してくれる。発売開始は2017年1月だから、このジャンルでは草分け的な存在といえる。地上に置かれたパレットの場合コンテナ4段の高さ、軽トラ荷台の場合コンテナ2段の高さに対応する。

販売:クボタ
価格:1,166,000円(税込)

 

指先センサーで腕アシスト
腕と腰がらくらく

ATOUN『MODEL Y+ kote』
あのパナソニックの社内ベンチャーとしてスタートした背景を持つATOUNは、モーター系で荷物の上げ下げ時の腰を重点的にサポートする『MODEL Y』に腕アシスト機能を追加できる『+kote』を発売している。『+kote』は引き上げる力を両腕で最大12㎏fサポート、腰だけなく腕をアシストすることができる。

『MODEL Y + kote』では、指先のセンサーを操作すると、MODEL Y上部に搭載されたモーターがリストホルダーに取り付けたワイヤーを巻き取り、手首を引き上げてくれる。

販売:ATOUN
価格:要問い合わせ

 

コンパクトな腕上げ系
導入しやすい手頃な価格

INNOPHYS『マッスルスーツ GS-ARM』
高い腰アシスト機能と低価格によりアシストスーツ普及に大きく貢献したサポーター系アシスト『マッスルスーツ・エヴリィ』で知られるイノフィスは、2021年5月、新たに腕上げ作業用モデル『マッスルスーツGS-ARM(アーム)』の発売を開始した。

本モデルでは、コンパクト化するため人工筋肉ではなくガススプリングを採用している。一般的な農業生産者でも手が届く価格帯に抑えてくれているのも嬉しい。

問:イノフィス
価格:132,000円(税込)

 

上向き作業にはこれ
超軽量で果樹栽培に最適

ダイヤ工業『bonbone MOTT』
1963年創業の医療用品メーカーであるダイヤ工業も、軽量なサポーター系の上腕アシストモデル『bonbone MOTT(モット)』を発売している。


ぶどうや桃などの果樹栽培農家の多いJA岡山と共同開発したもの。本体は約170gと超軽量。装着したままでも動きやすく、上向きの上腕部をサポートしてくれる。首部分のポケットに保冷剤を入れることができるので、暑い季節の屋外作業時も快適だ。

bonbone MOTT/価格:8,800円 (税込)
問:ダイヤ工業株式会社
 
また、軽さと動き易さを追求した労働軽減アシストスーツDARWING Hakobelude(ダーウィン ハコベルデ)も話題。ダイヤ工業独自の空気圧式の人工筋肉を採用し、持ち上げ作業やつらい中腰などの姿勢の維持をアシストしてくれる。

 
ダーウィン ハコベルデ/価格:85,800円 (税込)
問:ダイヤ工業株式会社

 


文:川島礼二郎

関連記事

特集企画

アクセスランキング

  1. アゲトラ・コンプリートからDIYペイントまで! 軽トラカスタムがアツい
  2. 「環境に優しい」と「儲かる」は両立できる? 農業AIブレーン『e-kakashi』に迫る...
  3. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  4. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  5. 【農業weekレポート】自動走行車から環境に配慮した資材まで、最新の農業製品が続々登場!...
  6. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  7. サカタのタネの”推し品種”の野菜は?3年ぶりにリアル開催した商談会をレポート...
  8. 〈基礎知識〉コスト抑制ポイントはここ! いちご栽培に使うビニールハウスの入手方法...
  9. 農業ビジネスは立地が重要! いちご栽培に向いている地域とは?
  10. この20年で農業は”こう”変わった。農業経営がしやすい時代はやってきたのか?...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.25|¥0
2022/10/6発行

お詫びと訂正