アウトドア感覚で楽しめる! 「泊まれる畑」の発想が面白い
2017/11/28
農村訪問客の増加
被災地ならではの可能性
耕作していない畑の草を刈り、レンタルしたグランピング用テントを設置。ディナー会のために雨よけのタープも建てました。阿蘇特産のあか牛や旬の夏野菜をつかったお料理に加え、米はもちろん我が家のものを使用。女性のドレスコードは浴衣にしたところ、畑が一気に華やぎました。
実際にお客様に利用して頂いたところ、大きな可能性を感じることができました。「農地にテントがあれば防災用にも意義があるのではないか」という被災地ならではのご意見も頂いたし、キャンプ場より開放感があって星が沢山みえた、と喜ばれました。オリパラに絡めるためには、ある程度アクセスが良いところに限られるのかも知れませんが、こんなテントが常設されていたら、農村に来たくなる人は間違いなく増えるのではないでしょうか。
PROFILE
大津愛梨(おおつえり)
熊本県南阿蘇村在住。O2ファームを営む4児の母。農業(無農薬米の栽培、あか牛の放牧)を営む傍らバイオマスの普及、実践に取り組む。都市と農村交流や地域活性化、文化伝承など様々な事業にも精力的に活動。