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〈基礎知識〉いちごの養液栽培とは? 特徴や他栽培方法との違いを解説

いちごの栽培方法はいくつも種類がある。日本のいちご農園で最も多い栽培方法は土耕栽培だが、高設ベンチを使う栽培方法も増加傾向にある。そして高設ベンチとセットで使われることが多いのが「養液栽培」だ。一体どのような特徴があるのだろうか。

いちごの栽培方法
高設ベンチを使う方法も増加

みなさんはいちごの栽培方法にはどのような種類があるかご存知ですか? いちごの栽培方法は大きく分けると、土耕栽培水耕栽培、そして養液栽培があります。他にも石垣にいちごを植える石垣栽培や根にミストを噴射して栽培するミスト栽培、垂直方向に栽培槽を作る垂直栽培などもあります。
 
日本の商業的ないちご農園で最も多い栽培方法は、地面に畝を立てていちごを育てる土耕栽培。海外に目を向けてみても、ほとんどの地域でいちごは土耕栽培が主流です。ただし海外ではいちごは屋外で栽培される露地栽培が多いですが、日本ではビニールハウスで栽培されています。
 
最近では地面に畝を立てる代わりに、高設ベンチを使う栽培方法も増えてきました。高設ベンチを使う場合は、養液栽培という栽培方法を使うのが一般的です。そのため、「高設ベンチを使っていちごを養液栽培したい」と考えられている方も多いのではないでしょうか? そこで、これからいちごの養液栽培の方法を解説していきます。ぜひ参考になさってみてください。



養液栽培の特徴
他栽培方法との違いとは?

次に養液栽培の特徴を説明します。養液栽培とは、液体肥料(液肥)と培養土を使って作物を育てる栽培方法のこと。一般的に土耕栽培では固形肥料と地面の土が使われ、水耕栽培では液肥だけが使われています。そのため、養液栽培は土耕栽培と水耕栽培の中間のような栽培方法ともいえます。また、養液栽培はいちごだけではなく、トマトやメロンなどいろいろな野菜栽培に用いられています。
 
高設ベンチを使う場合には養液栽培もセットで使われることが多いです。しかし、高設ベンチを使ったいちご栽培のすべてが養液栽培という訳ではありません。高設ベンチを使っていても、液肥を使わずに固形肥料を使う場合もありますし、培養土を使わずに液肥だけで育てる場合もあるからです。逆に高設ベンチを使わない土耕栽培でも、液肥を使って栽培していれば養液栽培の一種といえます。
 
「水耕栽培と養液栽培は何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。養液栽培とは液肥を使う栽培全般のことを指す言葉です。なので、水耕栽培も養養液栽培の一種といえます。養液栽培という広い概念の中に水耕栽培が含まれているとお考えください。
 
水耕栽培でいちごを育てることもできますが、いちごは根の酸素要求量が多いため、水耕栽培にはあまり向いていません。そのため、水耕栽培よりも養液栽培の方が多くが普及しています。

連載第1回後編『いちごの養液栽培のメリット・デメリットとは? 土耕栽培との違いを考える』はコチラ!

 

PROFILE

株式会社イチゴテック
代表取締役

宮崎大輔


いちご農園の新規立ち上げや栽培改善、経営改善をサポートしている。
 

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