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生産者の取組み

納得! モスバーガーのおいしさの秘訣とは!?

「食」と「農」を通じて人々を幸せに。そんな会社の理念をそのまま行動に移すことで、生産者との信頼関係を築いてきたと語るのは株式会社モスフードサービスの佐藤秀行さん。モスバーガーの一口が、特別に感じられるインタビュー。

野菜へのこだわりブランドイメージの舞台裏

海外ブランドの相次ぐ参入により、群雄割拠の様相を呈している日本のハンバーガー業界において、「野菜が新鮮」「美味しさが違う」「農業や環境分野の活動に熱心」というイメージで独自のポジションを築くモスバーガー。そんなユーザーのイメージの背景には、展開する株式会社モスフードサービスのたゆまぬ努力があることはいうまでもない。同社商品開発部アグリ事業グループの佐藤秀行さんに話を伺った。

「実は、野菜へのこだわりと言う意味では、質はもちろんですが、むしろ全国の店舗に安定して素材を供給することに注力してきた結果なんです。以前は店舗のオーナーさん毎に独自の仕入れで素材を手配していましたが、私が入社した’97年にアグリ事業グループが出来て、全国の店舗に安定して高品質の野菜を届けるんだ、野菜や農業にこだわって行くんだ! という気運が社内的に高まり、本部が責任を持って産地の開拓や栽培基準の設置などを行い、一括して管理・供給する仕組みがスタートしました」。aj_mos_161207_004

佐藤秀行さんは、1997年にアグリ事業グループ発足の年に入社。全国の店舗に安心・安全で美味しい野菜を供給するために、通常業務の合間を縫って、全国の生産農家を飛び回る。

 

現在では国内モスバーガー1375店舗(※2016年1月現在)で使用する生野菜について、本部で登録産地を一括管理しているとのことだが、ここに至るまでには、紆余曲折もあったそう。

「一時は、直轄の配送センターを設置して、そこを任されていた時期もありました。仕入れや供給まですべて自社で管理していましたが、ノウハウ不足など課題も多く、現在では業務を本部に戻し、一部を外部に委託しています。ただ、生産農家さんとの密なつながりなど、当時培った経験は現在の管理システムに活かされています」。

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