除草剤の使用量が軽減!? 次世代農業レーザーシステム
2018/04/19
ドイツの次世代農業のアイデアは、カメラを使って雑草を自動認識し、レーザーを照射することで雑草の生命力を減退させるという画期的なシステム。先進的なテクノロジーの実態とは?
雑草にレーザーを自動照射!
画期的な除草システム
独ボン大学の研究チームは、カメラを使って雑草を自動認識し、短パルスレーザーを照射することで雑草の生命力を減退させるという画期的なシステムを開発。2017年には、研究チームを中心にスタートアップ企業「エスカルダ」を設立し、このシステムを自律走行型のロボット車両やトラクターの付属品として実用化するべく、さらなる開発をすすめている。
このレーザー除草システムは、従来の除草作業を省力化し、除草剤の使用量を大幅に軽減できるのが利点。環境にやさしい持続可能な農業の実現につながる先進的なテクノロジーとして期待が寄せられている。
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text: Yukiko Matsuoka
『AGRI JOURNAL』vol.6より転載