注目キーワード

最新技術

見た目が斬新すぎる! バッテリー要らずでエコな「除草ロボット」

次世代の雑草対策として注目の「農薬散布ドローン」や「除草ロボット」。スイスでは現在、一風変わった除草ロボットが開発されている。卓上のソーラーパネルにより自家発電し、除草剤の量を1/20まで減らしてくれるという、農家にも環境にも優しいロボットだ。

アイキャッチ:©ecoRobotix Ltd.

除草剤の消費量を
1/20に削減!

スイスで開発された「エコロボティックス」は車輪付きテーブルのような形状の自律走行型除草ロボットだ。

GPSとセンサーにより圃場を自動走行しながら、カメラと画像認識技術によって95%の精度で雑草を検知し、ロボットアームの先にあるスプレーからピンポイントで除草剤を散布する仕組み。

必要なエネルギーは、テーブルの天板部分に設置されたソーラーパネルが発電する太陽光電力でまかなわれるためバッテリーは必要なく、1日最大3haをカバーし、最長12時間稼働させることができる。

「エコロボティックス」の利点は、除草剤の消費量を従来に比べて20分の1も削減できること。2018年末までには一般発売される見通しだ。

DATA

ecorobotix



text: Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.08(2018年夏号)より転載

関連記事

特集企画

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  3. 【知って得する】若手農家必見! 農家が知るべき3つの「生産性」とは?
  4. アゲトラ・コンプリートからDIYペイントまで! 軽トラカスタムがアツい
  5. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  6. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  7. 総合的作物管理「ICM」とは? IPMやIBMとの違いは?
  8. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  9. 【2024年1月から】電子帳簿保存法、これさえすれば大丈夫! 電子取引データ保存への対応...
  10. 水田除草もスマート化! これから活躍が期待できる除草ロボット3選

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.29|¥0
2023/10/10発行

お詫びと訂正