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キイチゴ類の受粉を自動化! 「受粉ロボット」がアメリカで開発中

現在、アメリカではキイチゴ類の受粉を自動化できるロボットを開発中だ。コンピューター制御により花の状態を検知し、受粉期が来た花のみロボットが受粉作業を行ってくれるという。

再エネ・最新技術アイキャッチ:©Yu Gu, WVU Interactive Robotics Laboratory

花の状態を見分けて
ロボットが自動的に受粉!

米ウエストバージニア大学の研究チームは、ミツバチなどによる自然受粉を模倣し、ブラックベリーをはじめとするキイチゴ類の人工受粉を自動化するロボットの開発に取り組んでいる。

農業ロボット

©Yu Gu, WVU Interactive Robotics Laboratory

惑星や衛星で使われる既存の探査車にロボットアームを装着したこのロボットは温室を自律走行。

画像データを使ってロボットの機能を制御する”コンピュータビジョンアルゴリズム”を活用することで、花の位置や方向、大きさ、状態を自動で検知し、受粉期が到来したものだけ、ロボットアームの先端にあるブラシで受粉作業を行う仕組みだ。

実用化されれば、従来、人手に依存してきた受粉作業の一部を自動化でき、農業効率化にも寄与すると期待が寄せられている。


DATA

Yu Gu, WVU Interactive Robotics


text: Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.08(2018年夏号)より転載

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