作付調査の効率化! 自治体向け農業管理DXソリューション『いろはMapper』とは
2021/04/27
経営所得安定対策・中山間地域等直接支払に掛かる現地調査など、地方自治体が毎年行う作付調査では、申請通りの栽培がされていることを多くの人員と時間を費やし確認している。それを劇的に効率化するサービスが今、注目されている。
作付調査は人手と時間が必要?
その常識を覆すサービス
水田における転作に関して、国の経営所得安定対策等交付金の支払いのために、農業生産者が申請通りに作物を作付していることを確認する現地作業が作付調査だ。一般的には地方自治体職員が現地で確認するのだが、この作業に多くの人員が長時間を割いている。
そんな作付調査を劇的に効率化できるサービスがある。スカイマティクスが提供する『いろはMapper』だ。自治体担当者の要望に応じて開発された本サービスは「圧倒的な使いやすさ」と「便利な機能」を豊富に搭載している。「中山間地域等直接支払」の調査にも適用可能だ。
最初に行うのは空撮。スカイマティクスがドローンを飛ばして調査する圃場を空撮し、地方自治体職員はその空撮画像から栽培作物を確認する。確認結果はドロップダウンメニューで簡単に選択可能。空撮画像中の任意の範囲の面積計算も可能だ。そして確認結果はCSVファイルで出力できる。これだけで作付調査が完了する。
『いろはMapper』を導入すれば、立札の発行・配布・設置といった面倒な事前準備は不要となる。圃場に足を踏み入れる必要もないため、ここも劇的に効率化できる。調査結果の取りまとめも、予めデータ化されているから極めて簡単だ。
農水省「農業用ドローン普及拡大に向けた官民協議会」で取り上げられた、お墨付のサービスだ。既に導入済みの新潟県新潟市西区、岩手県遠野市では作業時間7割・動員人数9割を削減できた。
『いろはMapper』を導入した
岩手県遠野市が絶賛!
では実際に『いろはMapper』を導入した地方自治体は、どう感じているのだろう。昨年『いろはMapper』を導入した岩手県遠野市に話を聞いた。
岩手県内陸部にある同市は、北上山地の中南部に拓けた盆地である。市域の大半は山林だが、盆地の平坦部には水田が広がっている。就農者人口の減少と高齢化という日本各地に共通の課題を抱えつつも、粘り強く農業を続けている。
そんな遠野市は何故『いろはMapper』を導入したのか? その使用感はどのようなものだろうか? 遠野市農林課に勤務する馬場貴之さんが教えてくれた。
遠野市農林課 馬場貴之さん
「遠野市は一次産業が盛んな地域で、東京23区に匹敵する広大な農地の現地確認には、毎年膨大な労力と時間を要していました。作付調査は、市役所だけでなく県、農協、農業共済組合、土地改良区など農業や農地に関わる機関・団体の職員で行います。当市では、対象となる農地は約1,000ha。これを炎天下のなか2週間かけて、1日当たり約15名で調査します。
また、現地調査前の事前準備にも、少なからぬ手間が発生していました。地域の代表者に農地の目印となる立札の配布や、現地案内をお願いしていたのですが、スケジュール調整を含めた事前準備に約100時間を要していました」。
以前は多くの人出を要していた現地確認の事前準備
これを効率化したいと考えていた時、新聞で『いろはMapper』を知った馬場さん。作付調査だけでなく現地確認を伴う業務にも活用できると感じ、財源として「経営所得安定対策等推進事務費」に加え「中山間地域等直接支払の推進交付金」を活用し導入したという。
「『いろはMapper』を導入したことで、事前準備の時間が不要となり、これで100時間分が削減できました。ドローンの空撮作業はスカイマティクスが行ってくれるため、現地に行く必要すらなく、PCの画像上で作付確認が可能になりました。これにより約7割の労働時間が削減できました。
また、これまでは確認結果を手作業で集計していたのですが、『いろはMapper』ではCSV形式で自動出力できる。これにも助けられましたね。
正直に言うと、最初は不慣れなドローンを活用することへの不安もありましたが、スカイマティクスが撮影代行してくれたため、安心して利用することができました。
また、ドローンの空撮画像から作物を本当に確認できるのか、という点も心配していましたが、こちらも問題ありませんでした。衛星画像よりも高解像度で作物を確認できることは、衛星にはないドローンだけのメリットだと思います」。
『いろはMapper』
導入のメリット!
■ 自治体に選ばれている理由とは?
1:あらゆるドローンに対応! 顧客に合わせてカスタマイズ
『いろはMapper』の撮影には位置情報付き画像を元に安価なドローンの使用が可能。広範囲の撮影にはSMXオペレータ―が対応してくれる。
2:すでに自治体で導入実績あり
実証実験を終え、新潟市西区、岩手県遠野市が導入済。いずれ自治体でも従来比7割作業時間短縮、9割人員削減を実現。
3:気軽に試せる料金プランあり
類似サービスに比べリーズナブルで業界最安値を達成。推進交付金を財源に利用も可能だ。
4:タブレット型システムには無い圧倒的な価値
従来のタブレット型システムでは、引き続き立て札の設置や現地見回りが発生する。『いろはMapper』であればその作業は不要、かつデータ蓄積によりAI活用が可能。
■ こんなにも効率化できる!
調査事前準備から現地調査、調査結果の取りまとめまで、「現地調査」作業における作業時間削減と人手省力化に大きく貢献!
■ 自治体担当者の声を反映!現場の使い手が感じる便利さ
● 空撮画像の確認 |作物や圃場の色味、作業状況(草刈・刈取)を確認できる
● 確認結果の入力 |ドロップダウンリストから作物を簡単に選択できる
● 面積計測 |任意のエリアを指定し、面積計測が可能
● 確認結果の出力 |調査結果をCSVファイルで出力
『いろはMapper』トライアルキャンペーン!
2021年4月よりスタート! 導入の後押しとなる、初年度限定の格安なプランを展開中。基本利用料の税込み価格110万円のみで1年間(年度末まで)利用可能なので、まずは試してみたいという方には朗報だ。
WEB面談で詳しくきいてみよう!
WEB面談とは、オンラインでの対面商談で『いろはMapper』の主要機能から導入事例、調査対象面積に応じてプランや工程を直接スカイマティクススタッフに聞くことができる。実際のシステムのデモンストレーションを試すことも可能だ。
スカイマティクスが提供するサービスには「いろはMapper」の他に葉色解析サービス「いろは」がある。全ての都道府県で導入が進んでおり、農家/農業法人、農業大学校、農業高校、普及センター、ドローンスクール、農業資材会社、自治体とさまざまな農業関係者の方におすすめしたいソリューションだ。
問い合わせ
株式会社スカイマティクス
TEL:03-6262-6360
MAIL:info@skymatix.co.jp
文:川島礼二郎
AGRI JOURNAL vol.19(2021年春号)より転載
Sponsored by 株式会社スカイマティクス