砂漠から“食の未来都市”へ。AIと再生型インフラで進化するドバイの農業戦略

乾燥地帯ドバイが、垂直農場やAI管理システムを組み合わせたアグリテック戦略を推進。環境負荷を抑えながら食料生産とリサイクルを両立し、砂漠でも持続可能な農業を実現。未来の食料モデルとして注目されている。

砂漠を逆手にとるアグリテック戦略
垂直農場とAIで食の未来に挑む

中東ドバイは乾燥地帯という制約を逆手に取り、政策支援とインフラ整備を組み合わせたアグリテック戦略を展開してきた。その一環として建設が進む「Food Tech Valley」では、英IGS社による巨大垂直農場「GigaFarm」が稼働を控えており、年間300万キログラムを超える農産物の生産に加え、毎年5万トン以上の食品廃棄物をリサイクルできる見込みだ。

また、AIを活用した物流管理システム「Food Security Dashboard」によって、供給・在庫状況・現地生産・消費料・物価をリアルタイムで監視が可能に。そこにスタートアップ企業の参入も加わり、砂漠という厳しい環境下で効率的かつ持続可能な農業の実現に寄与してきた。未来の食料安全保障を技術と戦略で切り開くこの取り組みは、現在ドバイを拠点に、インド洋全域へアグリテック・ハブを広げていく第一歩となっている。

DATA

Food Tech Valley
GigaFarm


文:Ellis

©Intelligent Growth Solutions

AGRI JOURNAL vol.37(2025年秋号)より転載

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