最新版! 農水省発表の野菜の生育・価格動向
2018/03/05
秋から冬にかけての悪天候や寒波の影響で、野菜の高騰が続いているが、改善の兆しはあるのか? 農林水産省が、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の主産地等から行った聞き取り調査から、生育状況及び価格見通し(平成30年3月)についての最新動向を紹介する。
現在の生育状況
根菜類(だいこん及びにんじん)
だいこんは生育期間を通じた低温により、平年よりも小ぶりに。
にんじんは10月の長雨や日照不足で平年より小ぶりとなったものの、回復傾向。
葉茎菜類(はくさい、キャベツ等)
はくさい及びキャベツは、低温により小玉傾向。
レタス及びほうれんそうは、低温により小型傾向にあるものの、回復傾向。
ねぎの生育は平年並み。
果菜類(きゅうり、なす等)
生育は平年並み。
土物類(ばれいしょ、さといも及びたまねぎ)
ばれいしょの生育は平年並み。
さといも及びたまねぎは、貯蔵ものの出荷期間。
今後の生育、出荷及び価格見通し
やはり秋から冬にかけての天候不順の影響は大きく、全体的に高値傾向ではあるが、多くの野菜が3月後半には平年並みに戻るという見通しだ。
一部の野菜の今後の動向予想は以下の通り。
だいこん
3月前半は高値水準で推移。3月後半は高値ではあるが、3月前半の水準からは回復。
キャベツ
3月前半・後半ともに高値水準で推移。
レタス
3月前半は高値水準で推移。3月後半は平年並みに戻る。
ほうれんそう
3月前半は平年並みに戻る。3月後半は平年並みで推移。
ばれいしょ・さといも・たまねぎ
3月前半・後半ともに平年並みで推移。
詳しいデータは農林水産省ページ