注目キーワード

政策・マーケット

野生鳥獣による農作物被害が4年連続減少!ー農水省

一晩で農作物を食い荒らしてしまう野生鳥獣に頭を抱える人も多いのでは。農水省は、平成28年度の野生鳥獣による農作物被害を発表。農地を囲む防護柵設置などの対策が功を奏したのか、被害は減少している。

被害額が大きいのは
シカ・イノシシ・カラス・サル

近年、中山間地域などにおいて、シカ、イノシシ、サルなどの野生鳥獣による農林水産業被害が深刻化・広域化している。

農水省は、都道府県からの報告を基にして、平成28年度の野生鳥獣による農作物被害を発表した。全国の被害金額は約172億円。増加した都道府県もあるが、全国では4年連続の減少となっており、前年度に比べても約5億円の減少、1999年度以降で最も少ない額だ。

一番被害額が大きい野生鳥獣はシカの約56億円。次いで、イノシシ約51億円、カラス16億円、サル約10億円となっている。

駆除や防護柵の設置
一定の効果を上げたか

農水省は、駆除や農地を囲む防護柵の設置などが一定の効果をあげたとみている。地域ぐるみの様々な被害防止の取組みや捕獲したシカなどをジビエに有効活用する前向きな取組みなどに支援を行っており、ジビエの移動式解体処理車の実用化や、ICT等の新技術の開発、それぞれの普及活動を積極的に行っている。

今後の野生鳥獣対策に期待したい。

問い合わせ

農村振興局農村政策部農村環境課鳥獣対策室
TEL: 03-6744-7642

関連記事

2017/09/27 | 政策・マーケット

農水省がジビエ専門相談窓口をOPEN!

特集企画

アクセスランキング

  1. 農業生産者が知っておきたい! インボイス制度の基礎知識
  2. 病害虫を一発診断! 新規就農者のハードルを下げる病害虫診断アプリ活用に注目...
  3. 【10/15まで無料モニター募集中!】薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?...
  4. 一粒のブルーベリーとの運命的な出会い! 養液栽培システムで、未経験から観光農園の夢を実現...
  5. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  6. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  7. IHI、国内初のリモコン付き小型ハンマーナイフ式草刈機を開発・販売
  8. アゲトラ・コンプリートからDIYペイントまで! 軽トラカスタムがアツい
  9. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  10. ネギが太ると話題!農林水産大臣賞に選ばれた白ネギ農家の“栽培のヒケツ”とは?...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.28|¥0
2023/7/6発行

お詫びと訂正