花き業界に新風! 従来とは異なる仕入れスタイルの花屋向けWebサービス
2019/11/21
インテリアとしても人気の高い多肉植物や観葉植物の鉢物。11月1日、インターネット花市場「ba*net」では、2018年12月に開始した花き農家&花屋向けWebサービス「お取寄取引」において、切花につづき、鉢物の取り扱いもスタート。従来の業界商習慣とは異なる仕入れスタイルが好評を得ているという。
多肉植物や観葉植物などの鉢物も
必要な時に必要な分だけ仕入れる
情報流通支援サービスの「オークネット」の花き事業では、花屋と生産者向けに、オンライン・リアルタイムオークションやWeb販売、生産者向け販売支援サービス等のインターネットサービス「バネット」を提供している。2018年実績で約3,000の生産者と約1,000の花屋が参加する、年間64億円の取扱高となるプラットフォームで、2018年12月には「お取寄取引」の切花仕入サービスを開始。
「お取寄取引」とは、従来の「入荷した商品から探す・買う」仕入れとは異なり、カタログ化された商品情報から「欲しい商品を選ぶ・買う」ことが可能な仕入れスタイルだ。必要な商材を必要な時に手軽に仕入れることができ、サービス開始以来、累計170産地・生花店148会員の取引が成立(2019年9月末時点)。生産者、生花店の双方から好評を得ているという。
この「お取寄取引」に、多肉植物や観葉植物の「鉢物」が2019年11月から新登場。姿形の珍しい多肉植物やインテリアに映える定番の観葉植物など、欲しい商品だけを選び買うことができる。
また、鉢物生産者にとっては、相場の影響を受ける競り取引のみならず、「お取寄取引」サービスに商品情報を掲載することで出荷前に販売が決まり、安定した販売計画・経営が実現可能になる。
鉢物サービスは50産地・480種の情報を掲載し、今後も拡大を図っていく。
利用するには、問合せフォームから申し込みが必要(詳細:https://www.ba-net.jp/buy/) 。審査を経て会員IDが発行されたのち、取引ができるようになる仕組みだ。
料金プランは、web取引のみの「ライトコース(月額費用:3,800円(税別)」と、セリでもしっかり仕入れができる「レギュラーコース(月額費用:9,800円(税別)」の2つ。いずれも保証金はなく、初期費用で収入印紙代4000円などがかかる。
90日間のサイト無料閲覧やメールによる資料送付にも対応してくれる。試してみてはいかがだろうか。