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成功する農業! 利益を出す作物の選びかた鉄則5ヶ条

投資は、現実と長期的視点のバランス調整が重要!

鉄則4 できるだけ低投資で始められる品目を選ぶべし!

農業を始めるにあたっては、トラクター等の農業用機械やトラック、種苗、肥料、ハウスや施設栽培の燃料などを購入するための初期費用が必要となる。また、品目によっては、出荷作業場を用意しなければならない。しかし、無理に全てを揃えなくても良い。中古の農業機械を導入するなど、費用削減を図り、経営の安定に応じて投資を拡大しよう。

 鉄則5 機械化できる要素が多い品目を選ぶべし!

効率的な農業を目指すにあたって、「機械化」は不可欠だ。手作業が必要となる特殊品目の栽培は、人件費がかさみ、利益を出しにくい。品目を選ぶ際は、機械導入が可能かどうかを意識しよう。

まとめ: 初心者は「単一品目」で成功させることから!

品目選定における鉄則5ヶ条をお伝えしたが、総括すると、ズバリ「まずは単一品目で成功」ということだ。

明確に各種目の栽培時期を把握できない限り、複数品目の同時栽培は難しい。それぞれの品目によって設備・資材・肥料が異なり、投資もかさむ。

また、収穫期が重なる作物を同時に栽培すると、人件費がかさむうえに、全ての作業へ手が回らず、品質劣化や不作への悪循環にも繋がる。単一品目で農業を始めることで、その作物への知識が深まり、「高品質」「ローコスト」「安定供給」といった、販売する上で必要な消費者の3大ニーズにしっかり応えられる。

始めは投資額を抑え、農業の基本を学びながら規模拡大を図った方が、着実な成長軌道が描けるだろう。「急がば回れ」という考え方こそが重要なのだ。


山田浩太氏
2001年(株)船井総合研究所に入社。農業・食品リサイクル分野のコンサルティング、企業の農業参入コンサルティングに従事。2012年に農業参入し、アルファイノベーション株式会社(農業法人)、NPO法人めぐみの里(障がい者就労継続支援施設)、株式会社アグリジョイン(青果卸)にて独自の農福連携モデルと産直取引ネットワークを構築し、約9haのネギ生産を行っている。
アルファイノベーション株式会社


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