就農

成功する農業! 3つの「人材選定」のポイント

農業の成功の鍵は人材にある。今回は、農場長と現場作業スタッフの人材選定において、大切なポイントを3つ紹介する。人気企画「成功する農業!」第5弾。

経営の三要素は「ヒト・モノ・カネ」である。そしてこの順番が、重要なのである。
つまり事業において最も大切なのは「ヒト」であり、農業においてもこれは変わらない。
人材選定の重要性を今一度ここで再認識しておきたい。

人選ポイント1
農場長の人選が事業成功の要!

農業というと、「自然が好き」「生き物が好き」というような人が向いているように思われがちだ。だが、管理者(農場長)は、もちろんそれだけでは務まらない。

農業は他産業と比べて、天候、気温、土質、天災等の変動要素が多い事業である。
それを踏まえたうえで、圃場設計、播種、施肥、収穫、出荷等の栽培計画を立て、逆算して採算の計画・管理を行わなければならない。つまり、長期スパンで工程管理を行える、数字や管理能力に長けた人材が必要なのである。企業が農業参入する場合は、ある程度の役職(管理業務)を経験した人材が適していると言えるだろう。

そして絶対に忘れてはならないのが、「農業で稼ぐ!」という貪欲さである。変動要素が多い事業だからこそ、「言い訳」となる環境が生まれやすい。真摯に自然と向き合い、自らを律することができる人材でなければ、成功への道は遠のく。

人選ポイント2
姿勢>経験>知識

新たな人材を採用するときには、「経験」や「知識」を優先したくなるものだ。
しかし、農業は一定の生育期間が必要なので、一つの作業を経験できる回数が少ない。どういうことかというと、春に行う作業は年に1回しかなく、その結果の検証も年に1回しかない。経験があると言っても、回数でいうと決して多くはないのだ。
また知識は、書籍やインターネットでの情報収集や、社会人向けの農業学校の活用など、身につける手段は様々あり、やる気次第で吸収できる。

一方、仕事に対する姿勢というのは、簡単に変えることはできない。つまり、経験や知識は後からいくらでも身につけることができるが、仕事に対する姿勢というのは、なかなかそうはいかないのである。

経験や知識はないよりもあった方がいい。だが、それだけに固執せず、農業としっかり向き合う「姿勢」を見極めて欲しい。

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