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成功する農業! 農業参入時に自問自答すべき15ヶ条

ポイント4:どのように栽培するのか?栽培方法は人それぞれ

11条 栽培の先輩を探すべし!
作物の特徴を掴むことは簡単なことではないため、座学だけでなく、現場で生育状況を確認しながら教えてもらえる人がいるのかいないのかは、重要な要素になる。

12条 栽培計画は綿密に練るべし!
特に複数品目を栽培する場合、それぞれの品目の特性の理解や作業の重なり方に注意した栽培計画が必要となる。ej_sannyu_20161220_02

 

ポイント5:誰が栽培するのか?農業未経験者OK。経験よりも管理能力

13条 事業立ち上げに相応しい人材を抜擢すべし!
農作業に向いているかよりも、新規事業の立ち上げに向いているかを念頭に人材を抜擢すべきである。農作業も大切だが、ただ作るだけではビジネスとは言えない。

14条 貪欲な人を探すべし!
知識や経験よりも、貪欲に事業成功に向かえる人材が望ましい。

 

ポイント6:収支計画は?リスクを理解したうえで事業開始!

15条 数字を常に意識すべし!
投資、売上、原価、経費、利益など、リスクを十分理解した上で、可能な限り緻密な収支計画を立てて事業をスタートし、常に数字を意識した行動が必要となる。

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企業による農業参入の場合、経営状態が悪くなると簡単に撤退する可能性があることから、地域の方々から警戒されてしまうケースが多い。

地域からの応援がなければ、農地の紹介や担い手の育成が一気に難しくなってしまう。だからこそ、失敗しない農業参入のために事業開始前の調査と計画が不可欠なのである。


Profile

山田浩太氏
2001年(株)船井総合研究所に入社。農業・食品リサイクル分野のコンサルティング、企業の農業参入コンサルティングに従事。
2012年に農業参入し、アルファイノベーション(株)(農業法人)、NPO法人めぐみの里(障がい者就労継続支援施設)、(株)アグリジョイン(青果卸)にて独自の農福連携モデルと産直取引ネットワークを構築し、約9haのネギ生産を行っている。
HP:アルファイノベーション(株)


 

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