専門家に聞いた! シーン別「チェンソー選び」バッテリー式編
2020/11/06
近隣住民に迷惑をかけない静かさや、エンジン式に比べて手入れが簡単な気軽さが人気のバッテリーチェンソー。最近ではエンジン式に負けないパワフルなモデルも登場している。今回は、使用シーンに合わせたバッテリー式チェンソーを選ぶコツとおすすめ製品を伺った。
チェンソー選びの基本を知ろう!
チェンソーを選ぶ際は、まず自分の使用シーン(使用場所や頻度、どのような太さの木を切ることが多いか)を想定する。そのシーンが想定できると、おのずと「エンジン式」と「バッテリー式」のどちらが良いか、どの程度のパワーやガイドバー(ソーチェンを装着する板)の長さが必要かが決まっていく。
なお、切ることができる木の直径の目安は、ガイドバーの2倍弱である。そのためガイドバー長30 cm程度の軽量コンパクトなモデルであっても、一般的な農業生産者が切る木には充分に対応できる。
詳しいポイントは、エンジン式の記事で紹介しているので、初めての方はそちらを参照してほしい。
バッテリーチェンソーの特徴
今回は、「住宅地が近く、使用時の騒音が気になる」「燃料の準備やメンテナンスは面倒」というような方々に向けて、バッテリー式のチェンソーを見ていこう。
バッテリー式の特徴は、手軽であること。燃料の準備やエンジン始動が必要なく、メンテナンスも簡単。また、騒音が小さく、排出ガスが発生しないことも特徴だ。
チェンソーメーカーは国内外に多数あるが、農業生産者の多様なニーズに応える豊富なチェンソーのラインナップを誇るのが、ドイツ発のブランドSTIHLである。エンジンチェンソーの世界シェアNo.1のブランドとしての技術力を活かし、バッテリーチェンソーでも高性能かつ高品質なチェンソーを展開している。
STIHLのバッテリーチェンソーは、バッテリーやソーチェンまで自社設計・自社生産。例えば、シリーズごとに専用のバッテリーを採用。バッテリー切れ直前まで最大の出力を維持できるのが特徴だ。