斜面で活躍する共立のラジコン草刈機が進化! さらに安全・快適になった「RCM601」の新機能は?
2025/07/10

姿や走りはラジコンカーにそっくりながら、斜面の草もキレイにオフ。ユニークで高い性能を誇るのが、共立の「RCM601」だ。「キツい」「危険」といった草刈のイメージを一掃する製品となっている。
人気ラジコン草刈機が進化
要望に応えた新機能搭載
このたび草刈機市場でお目見えした「RCM601」は、2023年春にリリースされた「RCM600」の後継機だ。「RCM600」は、およそ4年間にわたる緻密なヒアリングや試行錯誤を経て生まれた、入魂のラジコン草刈機。農業生産者からも、その性能に対しては驚きの声が寄せられている。
最大45°までの傾斜地や、人が入り込みづらい低木の周りでも、安全かつラクに作業可能。一定時間の走行を可能にする50Vリチウムイオンバッテリーが搭載されているため、燃料切れが起きても圃場での立ち往生とは無縁。さらには、「シリーズハイブリッドシステム」を採用することで、滑らかな走行やスムーズな作業を実現している。
「シリーズハイブリッドシステム」とは、エンジンの動力を電気に変換することで、クローラ・刈刃の動力源をすべてモーターで賄うというやまびこオリジナルのシステムである。
本システムを搭載することで、難易度の高い制御が可能に。例えば傾斜地では、谷側のクローラの速度を上げて、走行の直進性をアシストする機能がある。また、クローラを左右逆回転させることでその場で旋回できるなど、狭い圃場でも小回りが利き、ストレスのない草刈り作業を実現。作業効率の向上にもつながる。さらに、ラジコン草刈機が苦手とする「法肩」も難なく刈れるという、かゆい所に手が届くような刈高さ調整となっている。
こうした「RCM600」ならではの特長はそのままに、新たな機能を追加したのが「RCM601」だ。新機能や特筆すべき機能は、下のコーナーでご紹介している。ラジコン草刈機の新時代の到来を感じてほしい。
快適な操作を実現する
注目機能をチェック!
作業負荷に応じて自動で減速※新機能※
刈刃モーターへの負荷状況を専用コントローラで検知し、自動で速度を減速させ、負荷がかかる場所を抜けると、自動で元のスピードに戻る。これによりエンジン停止などのトラブルを回避し、作業効率の向上が期待できる。
往復刈りも迷わずラクラク!
ボタン1つで機械の正面を切り替えられる「正面切り替えモード」も搭載。いつでも機械を前進させながら草刈作業ができるため、混乱するシーンが激減するはず。また、機械の旋回も不要になるため、作業時間も短縮される。
刈刃の回転方向も選択できる※新機能※
刈刃の回転方向を正転あるいは逆転から選択可能。両面を使用することで刈刃の寿命が伸び、交換頻度が減少する。また、回転方向で刈った草が落ちる場所を調整できるので、水路に落としたくない場合などにも本機能は活躍。
共立ラジコン草刈機 RCM601
重量:240kg
寸法(全長×全幅×全高):1260 × 975 × 700mm
動力:エンジンで発電。走行と草刈作業は電気
刈高:50~115mm(無段階)
刈幅:600mm
傾斜:最大45°
最高走行速度:時速4.0km
価格:214万5,000円(税込)
問い合わせ
やまびこジャパン株式会社
TEL:0428-32-6181
文:緒方よしこ
AGRI JOURNAL vol.36(2025年夏号)より転載
Sponsored by やまびこジャパン株式会社