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水耕栽培ベビーリーフで、大都会の地産地消が可能に!? 新鮮野菜を1時間以内でお届け

オフィスビルですくすく成長する、生まれも育ちも山手線内という水耕栽培ベビーリーフ。オーダーから1時間以内でお届けするサービスが今秋からスタートした。

都心のオフィスで生産する
東京産ベビーリーフを販売

ロイヤルファーマーズ(本社:東京都新宿区)は、全国の契約農家直送の野菜やフルーツを、レストランやホテルなどのプロ向けに出荷する食品卸会社として2015年に設立。昨年からはECサイト「イーファーマーズ」を立ち上げ、一般向けの販売を始めている。

現在は約60の契約農家と取引があり、ふだんは市場に出回らない稀少な農産物の品揃えが大きな特徴だ。この秋のおすすめは、調理用りんごのクッキングアップルをはじめ、栽培が難しく“幻”ともいわれる黒イチヂク、甘酸っぱいフルーツほおずきなど。プロはもちろん、食にこだわる人々にも注目されている。


ロイヤルファーマーズのECサイト部門「イーファーマーズ」

現在、新たな事業として取り組んでいるのが“東京の地産地消”。

都市に暮らしながらも、近場で収穫された新鮮な農産物がレストランや家庭で気軽に味わえる、そんな都市の地産地消を可能にしていきたいと思っています」とは、代表取締役の鈴木昌弘氏。

その第1弾となるのが、新宿にあるオフィス内で自社生産するベビーリーフの販売。今年1月に都市型水耕栽培装置を利用した地産地消の食材の生産販売とプラットフォーム事業が、東京都中小企業経営革新計画に承認され、今秋から本格的に販売を始める。

 

オーダーから配達まで
1時間以内でお届け

このアイデアのもとになったのが、アメリカやドイツの都市ではポピュラーという水耕栽培野菜の宅配サービス。

「都会の空地にコンテナを設置し、その中でベビーリーフなどを水耕栽培で育て、収穫したら近所のレストランなどに自転車で配達するというもの。欧米では都会の地産地消が当たり前になっています」と話すのは、イーファーマーズ担当の村上康隆氏。

デリバリーできる圏内は23区の山手線内で、オーダーから配達まで1時間内にできるのを目指しているという。産地から都心まで運ぶ時間と手間が省け、新鮮な野菜が提供可能に。

都会暮らしでは産地から運ばれる生活圏外の野菜を消費することがほとんどだが、これからは自宅や職場といった生活圏内の農産物が食べられる、そんな新しい東京の地産地消を提案していく。

 

小ロットで栽培できるので
ロスがなく、つねに新鮮

社内に置かれた水耕栽培装置は高さ約2m、幅約1.5mほどの大きさ。縦方向に栽培用の棚がついているので場所をとらず、作業もしやすい。

水耕栽培装置の「野菜壁(仮称)」。発色を鮮やかにする紫外線のLEDの明かりがタイマーで切り替わる。

「育苗に3日、栽培に1週間かかります。1回で最大で3㎏のベビーリーフが収穫できます。無農薬なので洗わずそのまま食べられ、無菌状態で育てているから日持ちもします」と村上氏。現在育てているベビーリーフは、小松菜の仲間のピノグリーン、バタビアレタスとレッドバタビアレタス、ロメインレタスの4種類。秋にはクレソンや水菜、カーボロネロ(黒キャベツ)が仲間に加わるという。

「今後はエディブルフラワーも栽培する予定です。うちでは料理の飾りつけの需要が多いため大量に生産をしなくてもよく、小ロットで栽培できる水耕栽培装置がうってつけです」。おもな作業は、週に数回の水やりや㏗値の調整、液肥のチェックで、手間がほとんどかからないという。

年明けに直営店もオープン
都内生産者を募集中

さらには、クラウドファンディングで資金を集め、年明けを目途に自社で取り扱う農産物の直売ショップを都内にオープンする計画中だ。

「ベビーリーフの水耕栽培装置をショップ内に設置して、栽培の様子をお客さまに直接見てもらいたいと考えています」とは村上氏。

瑞々しいベビーリーフの緑や、サラサラと装置の中を循環する水の音、照明の色が変化する様子など、“大都会の畑”は五感を潤すヒーリング効果も抜群だ。都心で働く人、都心で暮らすファミリーが気軽に立ち寄れるショップにしたいと話す。

ロイヤルファーマーズでは、こうした『東京の地産地消』を推し進めるため、商品を出荷してくれる都内生産者を募集中。来る9月16日(木)~18(土)「オーガニックライフスタイルEXPO2021」(会場:東京都立産業貿易センター)に出展するので、興味のある方はぜひ足を運んでみたい。

2021年9月16日(木)~18(土)「オーガニックライフスタイルEXPO2021」(会場:東京都立産業貿易センター)の開催に向けて水耕栽培装置の準備をするスタッフ。

 

お問い合わせ

株式会社ロイヤルファーマーズ


文:後藤あや子

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