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生育環境を“コピペ”するだけ!? 驚きの農業技術!

持続可能な生産を!世界で広がるスマート農業。今回はUSAから、いつでもどこでも最適な環境で作物を栽培できる、農業技術プラットフォーム「フード・コンピュータ」についてレポートする。

同じ遺伝子を持つ植物でも、生育環境によって収穫物の量や色、形、味、サイズは異なる。
そこで、米マサチューセッツ工科大学は、最適な生育環境を別の空間に“複製”するという画期的な発想のもと、農業技術プラットフォーム「フード・コンピュータ」の研究開発に着手した。

温度や湿度などを最適化する栽培システムを開発するとともに、作物ごとに最適な生育環境を再現するプログラムを作成。これらはすべてオープンソースで公開されており、誰でも無料で利用できる。
ダウンロードしたプログラムを栽培システムで実行するだけで、いつでもどこでも最適な環境で作物を栽培できるこの仕組みは、新たな食料生産の手段として注目されている。

openag.media.mit.edu/hardware


text: Yukiko Matsuoka

※『AGRI JOURNAL』vol.3より転載

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