ニワトリものびのび育つ! 世界で最も「動物と環境にやさしい養鶏場」
2019/03/11

オランダにある養鶏場「キップスター」。自然光がたっぷりと降り注ぐ広々とした施設内には遊び場が設けられ、ニワトリたちが快適に過ごせるよう工夫が凝らされている。また、屋根には太陽光パネルを設置することで環境にも配慮。ニワトリだけでなく環境にも優しい、魅力的な養鶏場だ。
太陽光発電を活用した
環境にやさしい鶏舎
オランダ南部のフェンラユを拠点とする「キップスター」は“世界で最も動物と環境にやさしい養鶏場”だ。
自然を模した鶏舎では、屋根の一部をガラスにすることで、自然光を屋内にたっぷりと届け、ニワトリが快適に過ごせるよう、遊び場なども設けられている。
鶏舎屋根上には1078枚のソーラーパネルを設置。太陽光発電によって得たエネルギーは、鶏舎で利用されるほか、余剰分は売却され、収益の一部となっている。
「キップスター」の鶏舎で採集された卵はドイツの大手スーパーマーケットチェーン「リドル」を通じて欧州で販売されている。
text: Yukiko Matsuoka
AGRI JOURNAL vol.10(2019年冬号)より転載