コメ農家の味方! 作業効率化・品質管理にもつながる乾燥調製システム
2021/11/16
少数精鋭で安心・安全なお米を安定的に生産している横田農場の横田さんが導入しているのは、効率的な乾燥調製を可能にするクボタのKSAS乾燥調製システム。横田さんが感じているメリットを聞いた。
システム導入で少数精鋭!
効率的な乾燥調製作業を
「安心・安全なお米を安定的に生産する」ことを使命に、164haの圃場で年間800トンのコメを生産している茨城県龍ケ崎市の横田農場。少数精鋭での乾燥調製作業を支えているのがKSAS乾燥調製システムである。
KSAS乾燥調製システムとは?
刈取りから乾燥調製まで、あらゆるお悩みを解決することができるのが「KSAS乾燥調製システム」。乾燥機の遠隔確認、刈取り進捗や運搬状況の把握、刈取・乾燥計画の支援で効率的な乾燥調製を実現してくれる。また、乾燥機・色彩選別機のデータや作業工程記録を活用することで高品質化・高収益化も目指せる。
まずは遠隔確認から! 乾燥機簡易モード
乾燥機の遠隔確認だけを簡単に使いたい生産者向け。いつでもどこからでも乾燥機の遠隔確認ができ、乾燥状況は自動で記録される。タブレットやパソコンからは、乾燥状況のグラフ表示が確認可能。トラブルが発生した際には異常メール通知もあるので安心だ。
スマホから乾燥機の運転状態、現在の水分値(進捗状況)、乾燥終了予定時刻がわかる。※利用にはKSAS 営農コースへの加入が必要
(左)乾燥中の水分値や温度のグラフ表示。赤矢印は水分値の変化を表している。(右)異常発生時のメール通知
使えるのはクボタ製農機だけじゃない!
クボタだけではなく他社メーカーの乾燥機・色彩選別機にも対応! 1台から接続できる。
・対応乾燥機:クボタ、金子農機、サタケ、静岡製機、山本製作所、大島農機
・対応色彩選別機:クボタ、静岡製機
システム導入で手持ちの農機をスマート農機に
KSAS対応乾燥機は、乾燥調製システムと接続することで補助事業対象のスマート農機に大変身! 乾燥機を更新する際にはシステムの導入もあわせて検討するのがオススメ。
システム導入で少数精鋭!
効率的な乾燥調製作業を
横田農場では、乾燥施設の要所に大型タッチパネルやタブレットを設置し、乾燥施設にいる作業者が様々な作業を平行してできるように工夫している。例えば、乾燥機の前に設置された大型タッチパネルにはKSAS乾燥調製システムの画面が出ており、刈取りの進捗状況・運搬中のコンテナの情報・乾燥機の充填率が一目でわかる。
モニタ画面を見れば、刈取り作業の進捗状況から運搬状況、今乾燥機に張込まれているのはどこの圃場のものかが一目で把握できる。
「乾燥機に何が入って、放冷タンクにどれが入ってというのは見れば分かりますが、今起こっていることがコンパクトな画面に集約されて見えるので使いやすいと思います」。
作業者全員が刈取り~乾燥調製の進捗状況を確認できることにより、少人数でも効率的で間違いのない作業を行うことが可能となった。また横田農場では、異常時のメール通知機能によりトラブルを未然に回避できたという。
「25%くらいの高い水分で乾燥機が止まっていたので、そのまま気づかず翌朝を迎えていたら大変なことになっていました。メールで警報を出してくれるのは非常にありがたいです」。
コンテナ自動読取機で
安心してデータを活用
KSAS対応コンバインでは、刈取りながら収量・食味値・水分値を測ることができる。この数値はコンバインのオペレーターがスマートフォンからコンテナ番号を選択して情報を紐づけるが、打ち間違いや入力忘れなどの操作ミスが発生することもあった。そこでコンテナ番号を自動で読み取る「コンテナ自動読取機」を導入。コンテナ単位の収穫データが自動送信されるようになった。
コンバインのアンローダ先端に読取機を、フレコンに専用のタグを取付けることで、収穫情報が自動でデータ送信されるようになる。
「データが間違っていたり、何だか怪しいとなると、システム全体の信頼度が一気に下がってしまう。自動的に確実・正確なデータが読み取れると、手間をかけずに安心してデータを信用し、次の作業を考えることができます」。
横田社長は、現場の人間がその場で判断できるような人材育成が重要だという。システムを導入してから、各々が日々の作業にデータを使い始めるようになり、データをみて判断するようになった。
「KSASは横田農場の少数精鋭を間違いなく支えていると思いますよ」と語る横田社長。
KSAS乾燥調製システムは作業の効率を上げるだけでなく、品質やお客様の満足度、そして人材育成を支える重要な基幹システムとして位置づけられている。
PROFILE
有限会社横田農場 代表取締役
横田修一さん
問い合わせ
株式会社クボタ KSAS乾燥調製システムページ
TEL:0120-527-800 ※平日 9:00~17:00(12:00~13:00を除く)
AGRI JOURNAL vol.21(2021年秋号)より転載
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