注目キーワード

最新技術

農作物の病害虫をAIが診断! 国内初のシステム誕生

近年、ICT技術やスマート農業の推進により、作物の生産管理における様々なシステムが増えているが、今回新たに『AIによる病害虫診断システム』がリリースされたという。無料で誰でも簡単に利用できる、最新サービスの使い方や魅力を紹介!

国内初!和歌山で
AIによる病害虫診断を開発

農水省による「人工知能未来農業創造プロジェクト」でも開発が掲げられ、農業関係者の注目が集まっている、AIによる農作物の病害虫診断。

この話題に先駆け、和歌山県で農業資材販売を手がける株式会社山東農園は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って病害虫を自動で診断する「アグリショット」を開発した。

LINEの友達追加で
誰でも利用可能!

「アグリショット」は、被害に遭った柑橘類の画像をLINEで送ると、AIにより自動で病害虫名が判断され、およそ5秒程度で結果が送られる、国内初のシステム。作物の病状や詳細を知りたい場合は専門のスタッフに問い合わせることもでき、ユーザーサポートは万全だ。

LINEのID(@xgs6962x)を友達追加することで、誰でも無料で使用できる。

「アグリショット」LINE画面

「アグリショット」は現在、柑橘の病害虫診断のみ対応しているが、学習する画像があれば、様々な作物に応用が見込めるという。

開発を行った同社の硲田氏は「今後はさらに診断可能な作物を増やし、多言語化を目指したい」と話している。

DATA

アグリショット

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 福岡と愛知でも開発中! 生育データを活用したイチゴ栽培システム
  2. 土壌の保水力・保肥力を向上させる「EFポリマー」が日本随一の畑作地帯・十勝に上陸!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  5. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  6. 割れを防いで良品率アップ! 天然保水性ポリマー「EFポリマー」がニンジンのブランド化に貢献...
  7. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  8. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  9. ユーザー満足度が高い、コメリの水稲用肥料と殺虫殺菌剤に注目!
  10. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.31|¥0
2024/04/19発行

お詫びと訂正