営農支援サービス「天晴れ」体験プロジェクト始動!
2018/04/03
アグリジャーナル×営農支援サービス「天晴れ」の体験プロジェクトがいよいよスタート。多くの応募の中からモニターとして選ばれたメンバーが、「天晴れ」を開発した国際航業株式会社に、使い方や活用法について聞いてきました!
営農支援サービス「天晴れ」とは?
「天晴れ」とは、人工衛星やドローンで撮影した画像を解析し、農作物の生育状況を示したレポートを発行するサービス。収穫時期や生育ムラをひと目で把握することが可能です。
「天晴れ」のメリット
●農作物の生育状況の全体傾向を診ることで、肥培管理の調整等に活用できる。
●圃場ごとの乾燥度合いが明瞭となり、収穫を効率的に行うことができる。
●高品質化・高収量化・コスト削減につながる。
レポートサンプル:穂水分率マップ(小麦)
<診断メニュー例>
・小麦:穂水分率、タンパク質含有率
・水稲:タンパク含有率
・大豆:生育診断、収穫適期診断
・牧草:雑草判別、不良草種分布
「次世代農業体験プロジェクト」では、モニター読者のメンバーに、上記メニューの実際の使用感をレポートしてもらう。まずは、「天晴れ」を開発した国際航業株式会社の担当者2名に、使い方や活用法について相談に乗ってもらった。
左から:国際航業株式会社 営農支援サービスチームの鎌形哲稔さん、大島香さん、体験メンバーの宮本健一さん
「天晴れ」はどうやって使うの?
宮本農産 宮本さん(以下宮本):僕は代々、米とイグサを生産している農家で、2013年にUターンして就農しました。小麦と大豆、牧草の事例を「天晴れ」のHPで見て、水稲もできるのかな、と思ったのですが、実際どうなんでしょうか?
国際航業株式会社 鎌形さん(以下鎌形):水稲はまだデータは公表していませんが、着々と進めています。タンパク含有率マップのメニューを4月よりオープンする予定ですよ。
宮本:よかった! これまで自分なりの分析はしてきましたが、あんまり当てにならなくて(笑)。
国際航業株式会社 大島さん(以下大島):人によって計測がズレたり、見る人によって判断が異なるので、実際難しいんですよね。
宮本:気候条件は毎年違いますしね。宮本農産は5代目になりますが、親父の経験則を受け継げているのかも不安です。いまは5品種の米を栽培していて、「全ての品種の米を適期に刈り取る」を実現したいと思っています。
鎌形:「天晴れ」は技術継承のためにも、新規就農者さんのためにも役立つサービスです。 ぜひ効果を実感してください。
宮本:楽しみにしてます! 導入する上で、必要なものは何ですか?
大島:作付けから収穫までのスケジュール、あとは圃場の地図情報です。どこに何が植えられているか教えていただければ、そのエリアを衛星から撮影して、画像解析を行います。
宮本:解析は何日かかりますか?
大島:広域でも注文確定から基本的に48時間以内にレポートをお出ししています。
宮本:すぐ営農に活用できるんですね。使いたいときに取得できるのは嬉しい。あとは最初に登録料がかからなかったり、レポートの費用も5万円程度からで、リーズナブルなところも良いな、と思ってます。
大島:そう言っていただけると嬉しいです。農家さんの労働時間削減と営農効率化、収入安定化の実現が私たちの使命です。