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これぞ“スマート畜産” スペイン発、世界初の鶏舎向けモニタリングロボットって?

世界ではどのような技術が開発されているのだろうか。スペインでは、世界初の鶏舎向け自立型スマートモニタリングロボットが登場している。先進的なソリューションとして注目されている技術を紹介。

鶏舎を常時モニタリングする
世界初の鶏舎向けロボット

チキン・ボーイ」は、スペインのファロマティックスによって開発された世界初の鶏舎向け自律型スマートモニタリングロボット。屋根から吊り下げられ、昼夜問わず24時間、鶏舎内を自動で巡回しながら、センサーやカメラを通じて大気環境やニワトリの健康状態をモニタリングし、養鶏機材の稼働状況をチェックする。

収集したデータはクラウドプラットフォームに集約され、鶏舎の状況をリアルタイムに可視化。人工知能によって疫病などの異常を早期に検知し、作業員にアラートを出して対処を促す機能も備わっている。

ニワトリの健康を維持しながら鶏舎を効率的に管理できる先進的な精密畜産農業(PLF)ソリューションとして注目されている。

©Faromatics SL


text: Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.13(2019年秋号)より転載

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