【11月発行予定】「ソーラーシェアリング専門誌」支援者様を募集中!
2018/10/02
農業×太陽光発電という組み合わせにより、新たな経営スタイルを確立する「ソーラーシェアリング」。今回この「ソーラーシェアリング」に特化した書籍『EARTH JOURNAL』を発行するための資金を、クラウドファンディングで募ります!
『EARTH JOURNAL』って?
アースジャーナルとは、持続可能な社会の実現をコンセプトにして、様々な情報を発信している書籍です。くだけた言い方をすると「地球環境にいいことを広めたい!」という思いで制作しています。
アースジャーナルはこれまで、みなさまのご協力の元、5冊を出版してきました。
今回、このクラウドファンディングを利用する目的は「アースジャーナルの6冊目をつくる」資金を募ることです。
アースジャーナルVol.6では、日本の農業を元気にするための「新しい農業のスタイル」を特集します。
農業人口は
なぜ減っている?
農業人口の平均年齢は66歳。高齢化は進み、後継者候補である息子さんや娘さん=若者たちは、農業から離れつつあります。
もちろん、成功している農家さんや、新しく農業の世界に飛び込んで頑張っている若者たちもいます。しかしそれはごく一部。現実には、農業人口の減少と耕作放棄地の増加が続いています。
そして、実際に高齢の農家の方に話を聞くと「うちの子には、農家なんてキツくて儲からない家業は継がずに、別の仕事に就いてほしい」とおっしゃる方が多いのです。
この状況を解決する方法は、ただ1つ。
「日本の農業を元気にすること!」
もっと具体的に言うと……
「農家が安定収入を得られること!」
これがポイントだと、私たちは考えています。
日本の食文化・食生活を支える農業はすばらしい仕事ですが、天候や気候に大きく左右されるため、収入が安定しづらいという難点があります。
収入が不安定なために、農業経営を断念せざるをえない。そうして農業から離れていく農家も少なくないのです。
農家さんのために、消費者として何ができるのか? そんなことを考えながら取材をするなかで出会ったのが「ソーラーシェアリング」を実践する農家の方々でした。
「ソーラーシェアリング」って
何がいいの?
「ソーラーシェアリング」とは、太陽のエネルギーを使って作物をつくりながら、同時に太陽光発電で電気もつくりだすという新しい農業のスタイルです。
具体的には下の写真のように、農地の上の高いところに作物の光合成の邪魔にならない程度に間隔を空けて、ソーラーパネルを設置します。
農林水産省では「営農型太陽光発電」と呼んで、導入の推進を行っています。
千葉県匝瑳市。荒れ地になってしまっていた耕作放棄地がソーラーシェアリングにより再生。
匝瑳メガソーラーシェアリングも元はこんな土地でした。
ソーラーシェアリングが画期的なのは、太陽光発電でつくった電気を電力会社に売ることで、副収入が得られるところです。
くもりや雨の日には発電量が落ちますが、1年を通してみれば売電による収入は安定します。この「安定した副収入」があれば、農家の経営もグッと楽になるのです。
稼げないという理由で農家離れする若者も減るのではないでしょうか?
生産者の方が自ら収入安定のために始める事例はもちろん、地域住民が中心となってソーラーシェアリング付きの市民農園を始める事例など、2017年5月時点で1,054箇所、ソーラーシェアリングで農業を行う事例が生まれています。
収入の安定により農業経営も向上するという、農家さんにとって多くのメリットがある「ソーラーシェアリング」。私たちは、このことを広く知ってもらいたい! 優良事例を積極的に紹介したい! という思いから、ソーラーシェアリングに特化した書籍を発行することにしました。
なぜクラウドファンディングを
選んだのか?
いま読んでくださっている「AGRI JOURNAL」は、私たちの理念に賛同してくれている協力者や企業が一定数あり、そのサポートを受けることで”フリーマガジン”という形で制作できています。
しかし、ソーラーシェアリングに関しては、まだ理解が行き渡っておらず、協力者が少ないのが現状です。
そんな中でも昨年夏、多くのみなさまのサポートをいただいて、初のソーラーシェアリング専門誌「アースジャーナル Vol.5」を発行することができました。
「アースジャーナルを見て、休耕地にしていた農地でソーラーシェアリングを始めた」「地域での理解促進に活用している」といったお声をいただき、ありがたいことに書店在庫は完売!
それから時間が経ち、現在は新たなソーラーシェアリング製品や事例の登場など、状況が変化してきています。
そこで今回はクラウドファンディングの形式を取り、みなさんに支援をお願いすることで「アースジャーナル Vol.6」の発行を実現させたいと考えています。
リターンについて
ご協力いただいた方には、些細ながら下記をご提供いたします。
【圃場見学ツアーについて】
日程:2018年12月末ごろ予定
場所:神奈川県小田原市予定(新宿発)
交通費:当社負担(新宿までの交通費は自己負担)
※誌面掲載について
公序良俗に反するものは掲載致しかねます。 内容によっては編集部判断でNGとなる可能性もございますので、ご了承ください。
日本の農業のピンチを救う、画期的な農業のしくみ「ソーラーシェアリング」。
ご興味を持たれた方は、下記よりご賛同と応援をお願いいたします!