堆肥不要で土作り完了!腐植質のバイオスティミュラント「地力の素」からペレットタイプ発売
2022/10/31
腐植質のバイオスティミュラントとして人気のシリーズ「地力の素」から、使いやすくなった「地力の素 ペレット」が登場。導入現場の声とともにその効果をレポートする。
腐植質を濃縮して作られた
バイオスティミュラント
土壌を柔軟にして通気性、保水性を高めたり、栄養成分を豊富に保持することにより健全な植物を作る成分として注目される「腐植質」。腐植質は、動植物の遺骸が長い年月にわたって地中に埋もれ、分解や合成を繰り返してできた物質だ。
こうした腐植質と呼ばれるフミン酸やフルボ酸を高濃度に濃縮して作られたのが、腐植酸質土壌改良資材「地力の素®」だ。今回、同シリーズから、より多くの生産者のニーズにマッチした製品として、地力の素「ペレット」が新登場した。
地力の素「ペレット」には、シリーズ共通の高濃度腐植質に加えて、堆肥由来の有機炭素も多く含まれる。堆肥の併用が不要で、これだけで保水性・排水性・保肥性に優れた土づくりが完了。ペレット加工済みのため、大面積への機械散布に適している。
さらにおすすめの使い方は、高機能性液肥「フルボ鉄+マルチミネラル」との併用だ。フルボ酸抽出原液に鉄、マグネシウム、その他微量要素を配合した製品で、光合成能力を高め、秀品率のアップが期待できる。
実際の使い勝手は?
製品レビュー!
地力の素「ペレット」と「フルボ鉄+マルチミネラル」は実際どの程度の効果があるものなのか。今回は、導入した3ヶ所の生産者に使い勝手や効果を聞いた。
■根張りの向上を実感!(福岡市:樋口稔幸さん)
「地力の素」シリーズを長年使っています。ペレットは機械で撒くことができて露地では省力化になるため、今は「地力の素ペレット」をキャベツ、エダマメに使っています。
出始めの頃は形状が安定していないこともありましたが、今は文句無い形状になっています。
周りの出荷量が少ない(天候条件が悪い)時にどれだけ出せるかが農家の技術です。そのために、理に適った土作りは欠かせません。「地力の素」を使うと根張りが明らかに良くなるため、根こぶ病の出ている圃場でもほとんど収穫できる状態になっています。(樋口さん)
■少量の施用でも土の変化に驚き!(宗像市:長井大介さん)
うちの圃場は粘質土壌で畑作に向かず、周りは稲作ばかりです。そのため土作りに手をかけ、食味にこだわった野菜を作っています。現在キャベツやハクサイ、ナスに「地力の素ペレット」と「フルボ鉄+マルチミネラル」を使用中です。
少量の施用で土がとても柔らかくなったことに驚きました。他の腐植酸資材も使ってみましたが、地力の素は畝の間にまで根が張ってきて、明らかに効き方が違います。
先日2個の台風が続けて通過し、キャベツも葉が痛むなど被害を受けましたが、この畑では持ち直してもうすぐ出荷できそうです。(長井さん)
■反収が確実にアップ!(平戸市:吉田治隆さん・栄子さん夫妻)
私達の圃場では、米、麦、タマネギ、馬鈴薯などほとんどの栽培品目に「地力の素」を使用しています。地力の素を施用して、元肥は控えめにすることで、反収が確実にアップします!
また、水稲では、穂が出たタイミングで「フルボ鉄+マルチミネラル」を葉面散布することで、未熟米を減らすことができます。昨年は2,160kgの玄米収量に対して、くず米はたったの4kgでした。
タマネギも同様で、地力の素で反収を増やし、その後フルボ酸の葉面散布の回数によって玉の大きさを調整できています。(吉田さん)
DATA
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