中~大規模ハウスで大活躍する複合環境制御「ふくごう君Ⅲ」にハウスリモコン機能が追加!
2026.04.27 PR
複合環境制御は機能が不十分……そんな先入観を持つ人も少なくない。ところが神奈川県横浜市の先進的なイチゴ観光農園で活躍しているのは、三基計装の複合環境制御装置「ふくごう君Ⅲ」。特に中~大規模施設では統合環境制御が主流のなか、あえて複合環境制御を選んだ理由とは、何なのだろうか。
イチゴ観光農園で選ばれた
複合環境制御装置
訪れたのは神奈川県横浜市のイチゴ観光農園「イチゴス横浜」。ハウス面積は約20a。間口8mの5連棟、奥行き48mのハウスに、神奈川県内初となる上下式ハンギングガターを採用している。経営者の市村渉さんが教えてくれた。

上下式ハンギングガターが観光農園を非日常的空間にする。通路は1.5mで、車椅子や妊婦の方もいちご狩りを体験できる。白を基調に設計された近未来的な園内も必見だ。
「スペースを最大限活用したかったことと、どなたにもイチゴ狩りを楽しんでいただくため、上下式ハンギングガターを採用し農園全体をバリアフリーにしました。今日は若い女性が多いですが、家族連れや高齢者、障害のある方も楽しめる観光農園を目指しています」。
イチゴス横浜には、他にも先進的な取り組みが多くみられる。例えば栽培品種。市村さんは12品種を栽培し、来園者が食べ比べを楽しめるようにしているが、そのうち2品種はF1種子イチゴである。これにより、育苗の省力化と育苗スペース削減を実現している。

12品種を栽培しているが、そのうちの「ベリーポップはるひ」「よつぼし」はF1種子イチゴ品種。種から栽培することで育苗の省力化と省スペース化を実現している。
設備や栽培体系は一見すると先進的な中〜大規模ハウスの典型ともいえる。だが、環境制御装置に目を向けると、そこにあるのはお馴染みの統合環境制御ではなく、三基計装の複合環境制御装置「ふくごう君Ⅲ」だ。

複合環境制御装置「ふくごう君Ⅲ」
「観光農園では、収量の最大化への全振りではなく、来客数の多寡に応じた収量調整が求められます。そのうえ作業中であっても、来園者への対応を求められることもあります。一方で、制御が高度になるほど設定項目は増え、条件の前提も複雑になります。日々の運営のなかで扱い切れるかどうかも、装置選定の重要な判断材料でした」。
設備トラブル時の影響も無視できない。統合環境制御システムでは、一部の不具合が全体に及ぶ可能性がある。その点、機能を分散した複合環境制御であれば、影響を切り分けて対応しやすい。「必要な機能を確保しつつ運用負荷を抑えられる構成を重視して、『ふくごう君Ⅲ』を選択しました」と市村さんは話す。
「『ふくごう君Ⅲ』は必要十分な機能があり、価格もリーズナブルです。複数の設備や機器を一括制御でき、条件設定を細かく分けることで自動制御も可能です」。
クラウド・通信契約不要の
ハウスリモコン機能が新搭載
無線LANを利用することで、通信費用やクラウド利用料などのランニングコストなしで使えるリモコン機能が追加。ふくごう君Ⅲの設置場所まで農場内を移動せず、PCやスマートフォンから環境データ確認や制御設定変更を行える。
さらに便利なのが「ハウスリモコン」機能だ、と市村さんは付け足した。
「ハウスリモコン」を利用することで、PCやスマートフォンから環境データの確認や設定変更が行える。ハウス内外を問わず、無線LANの範囲であれば操作可能。来園者対応で忙しくても状況を把握し、必要に応じて調整できる。これは観光農園にうってつけの機能に違いない。クラウド契約や月額費用は不要なのも嬉しい。
先進的なハウスでありながら、コストと使い勝手のバランスを考えて、あえて複合環境制御を選択する……。これは現場に合った環境制御の一つの形と言えるだろう。
ふくごう君Ⅲ活用法
イチゴス横浜の場合

「ふくごう君Ⅲ」は、センサで取得したハウス内の情報をもとに、設定値(上限・下限など)に応じて、機器を自動で制御する。イチゴス横浜では、「ふくごう君Ⅲ」で天窓、側窓、カーテン、暖房、ミスト、CO₂施用、換気扇、循環扇を一括制御している。
ふくごう君Ⅲの推しポイント

POINT 1
ハウスリコモン機能で直感的に操作できる

「思い立ったタイミングで、その場で感覚的に操作できるから便利です」(市村さん)
POINT 2
痒いところに手が届く 現場で必要な環境制御機能
POINT 3
導入コストを抑えて環境制御を運用できる。
複合環境制御装置「ふくごう君Ⅲ」

クラウド・通信契約不要の「ハウスリモコン」機能も搭載!
累計約3000台を販売した複合環境制御装置「ふくごう君」シリーズ最新機種。多様な制御を低価格で実現できるため、小規模のハウスでも導入しやすい。
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TEL:03-5917-0345
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文/川島礼二郎
写真/松尾夏樹
AGRI JOURNAL vol.39(2026年春号)より転載
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