注目キーワード

政策・マーケット

JGAP認証取得に役立つイチオシのサービス4選!

JGAP認証を取得するには、GAP(農業生産工程管理)を基準通りに行うことが必要だ。クラウド上で作業の記録・共有ができ、管理が楽になるイチオシサービスをご紹介。今回は、「GAP支援機能特化型」について!

【GAP支援機能特化型】
イチオシサービスをご紹介!

栽培ナビ

POINT:使いやすさ重視

みんなで使える”をテーマにパナソニックが開発した、日本GAP協会推奨の双方向クラウド型の農場管理システム。GAP取得には、栽培工程や防除の記録が欠かせない。そのためには日々、簡単に使えるシステムが必須だ。「栽培ナビ」は、パナソニックが電化製品で培った「使いやすさ」を受け継いでおり、さらに生産者と共に栽培・収穫に携わりながら開発した。ICTが苦手な高齢の農家でも、直観的に使えるように配慮しており、さらに改善を続けている。あらゆる農家がGAP取得に向けたシステムとして活用できる、ユーザーフレンドリーなサービスだ。

価格:初期費用100,000円、基本料金1,980円/月
問/パナソニック株式会社
☎03-5782-7895

 

アグリノート

POINT:航空写真マップが便利

農作業をかんたん記録。瞬時に情報共有。”をキャッチコピーに、ITの力で農業経営やGAP認証取得を支援する。航空写真マップとGPSを駆使した圃場管理・作業管理をはじめ、タブレットやスマートフォンから簡単に生育記録・収穫記録・出荷記録などをつけることができる。さらに、アグリノートに記録したデータは、CSV形式やEXCEL形式でダウンロードできるので、独自の分析や加工も可能だ。こちらも日本GAP協会の推奨システムに認定されているので、GAP認証取得を目指すなら使いやすいサービスだ。

価格:初期費用0円、基本料金6,000円/年(月額500円相当)
問/ウォーターセル株式会社
☎025-282-7368

 

NEC GAP認証支援サービス

POINT:GAP支援専門の心強さ

農業生産活動における管理・改善の“PDCA(PLAN、DO、CHECK、ACTION)”を「見える化」することにより、GAPの取り組みを支援するサービス。農業生産活動に伴うさまざまな情報を、GAPの「点検項目」に関連付けて整理することができるのが何よりの特長だ。GAP認証に特化しているため、後の見直し作業のほか、GAP管理点ごとの呼び出しなど、GAP認証にあたっての実務上で便利なのだ。作業が見やすく記録・整理され、日々の作業の改善・効率化にも繋がるなど、農業生産活動とGAP認証・改善活動の両立を支援してくれる。

価格:初期費用7,500円、基本料金1,000円/月(個別認証プラン)
問/NECソリューションイノベータ株式会社
☎03-5534-2687

 

みどりノート

POINT:お手頃価格

圃場モニタリングシステム「みどりクラウド」を展開するセラクが新しく提供するサービスが、農作業や生育・収穫の記録をデータとしてクラウド上でかんたんに管理できる「みどりノート」。GAP認証で必要とされる収穫・出荷の記録やヒヤリハットの情報は日々の作業記録を行う中で自動的に蓄積され、即座にメンバー間で情報共有できるので、業務改善に繋げることが容易だ。さらに、今後新たにJGAPの取得認証支援サービスが開始予定。取得・維持に必要となる作業進捗状況やクレーム対応、農薬・肥料の使用、生育調査の記録など、各種レポートの出力機能が追加される。

価格:初期費用0円、基本料金500円/月
問/株式会社セラク
☎03-6851-4831


text: Reggy Kawashima

AGRI JOURNAL vol.06 より転載

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 環境統合制御システム×木製ハウスが実現する、 持続可能なスマート農業化とは?...
  2. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  3. 花き栽培の大敵「土壌病害菌」を微生物のチカラで攻略!
  4. 最初に混ぜるだけでOK!? タマネギ栽培に欠かせない便利な肥料
  5. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  6. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  7. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  8. 農家の新しいつながりを作る! プラットフォーム6選
  9. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  10. 【知って得する】若手農家必見! 農家が知るべき3つの「生産性」とは?

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.33|¥0
2024/10/09発行

お詫びと訂正