消費者と花き生産者を直接繋ぐ! アプリ「ポケットマルシェ」が花きの取扱い開始
2020/06/01
全国の農家や漁師などの生産者と、消費者を直接繋ぐアプリ「ポケットマルシェ」では、花きの取り扱いを開始。市場価格の低迷、市場縮小に悩む花き生産者と、新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増え、生活の彩りとして花きを求める消費者を繋げる狙いだ。
メイン画像:ポケットマルシェが2020年4月より運営している無人直売所
新型コロナウイルスに対応
花きの取り扱い開始
株式会社ポケットマルシェが手掛ける、全国の農家や漁師などの生産者と消費者を直接繋ぐアプリ「ポケットマルシェ」では、花きの取り扱いをスタートする。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、売上の低迷、市場縮小に悩む花き農家と、家で過ごす時間が増えて、生活の彩りとして花きを求める消費者を繋げる。
5月11日から花き生産者によるポケットマルシェへの登録、出品を受け付けており、自身で生産した花きのみが出品可能だ。現在、花きの出品はTOPページから確認できる。また近日中にポケットマルシェ内のカテゴリとして「花」を設け、検索性を高める予定。
花きの需要と供給を繋げる
ポケットマルシェは、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。現在、2300名以上(2020年5月時点)の農家・漁師が登録しており、常に5000品を超える食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。
この度、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、4月中旬から花き農家より出品に関する問い合わせが多数あったこと、また、花きの市場価格が低迷している現状を踏まえて取り扱いを決定した。
ポケットマルシェが2020年4月より運営している無人直売所でも、食材と合わせて花を購入する客が多数いたこともあり、おうち時間を彩る花の需要が現在高まっている。消費者と花き生産者を直接繋ぐことは、双方にとってありがたい取り組みだ。
結婚式や店の自粛により出荷量が落ち込んだ花きだが、家で楽しむために求める人は多いようだ。これを機会に新しい販売の場を取り入れることも検討してみてはいかがだろうか。
出品した花き生産者の声
藏光農園
藏光俊輔さん(和歌山県日高郡日高川町)
「花きの市場価格が社会情勢に振り回されて、乱高下を繰り返す中で、ポケットマルシェ定額でのご紹介ができることは経営の安定性の面からも大変ありがたいことです」
「COVID19の影響による自粛要請で、ご家庭で過ごす時間が増え、グリーンやお花を家庭に飾って癒しを感じたい、という気持ちが高まるのではないかと考えています」
「お花屋さんからの購入ももちろんありがたいことなのですが、こんな時期だからこそ、生産者からの想いをのせられるポケットマルシェを通してお客様に直接お花を届けることで、お花の持つ生命力を最大限感じていただきたいと思いました」
DATA
文:竹中唯