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【体験レポート】 草刈作業をラクにする! ロボット草刈機の導入はいいことだらけだった

ホンダのロボット草刈機『グラスミーモ』は自動で草刈をしてくれる優れモノらしいが……その本当の実力は、どうなのだろうか? 読者モニターとして『グラスミーモ』を使用してくれた吉野さんにお話を伺った。

農業は草刈が大変……
都市では近隣への配慮が必要

農業生産者にとって草刈は重労働だ。重たい草刈機を背負いながら延々と雑草を刈り続ける作業は、肉体的にも精神的にも大きな負担になる。また、郊外の広々とした地域に圃場があれば、自分の都合を優先して刈払機で刈ることも可能だが(それでも大変な作業だ……)、都市型農業では、そうはいかない。騒音や土埃がでないよう近隣住民に配慮して作業しなければならない。

今回、ホンダが開発し今夏発売予定の『グラスミーモ』のモニターに応募してくれた吉野さんも、そんな都市型農業者だ。近隣住民の騒音被害を避けるため、吉野さんが草刈を行えるのは平日の午後に限られる。そのうえ土埃への配慮から、雨の後を狙って作業している。そんな都合のいい日は多くなく、これまでは刈払機と乗用草刈機を併用しても、春から夏にかけては雑草が茂ってしまうことも少なくなかったという。

東京都三鷹市でキウイ、柿、栗、みかんなどを住宅地に囲まれた圃場で生産している吉野さん。JAへの出荷だけでなく直販(無人自販機)にも力を入れており、近隣住民から人気を集めている。

 

草刈&充電が自動!
グラスミーモはロボット草刈機

『グラスミーモ』の機能は「ロボット掃除機の草刈機版」と言えば伝わりやすいだろう。草刈をする区画にワイヤーを張って、充電ステーションを設置。圃場に『グラスミーモ』を置き、初期設定をしてスタートさせれば、後は全て自動で決められた範囲の草を刈り、必要なタイミングで充電ステーションに戻り自分で充電してくれる。草丈(20~60mmの範囲)や稼働時間などは設定可能だが、スマート農機にあり勝ちな難しい設定が必要ないのも魅力の1つだ。

コントロールパネルの様子。設定は各種項目を選択してボタン操作で完了。難しい操作ではないので簡単だ。

草刈作業から解放される!
それが最大のメリット

吉野さんが『グラスミーモ』を導入したのは2020年9月15日のこと。そして取材に訪れた10月27日の圃場は……

確かにシッカリと刈れていた! 導入前後の様子を比較すると一目瞭然。草丈もまばらに茂っていた圃場が均一にすっきりとしているのがわかる。でも、その間『グラスミーモ』は期待した通りに働いていたのだろうか? 

「草丈は40mmに、稼働時間は朝6時から夜8時の14時間働くように設定しておきました。コレ人間だったら絶対無理ですよね(笑) 『グラスミーモ』は文句も言わず黙々と働いてくれていましたよ。実感したのは『グラスミーモ』があれば草刈作業から解放される、ということ。それに尽きますね。朝から晩まで、さすがに台風の日はしまいましたが、多少の雨の日でも、また酷暑のなかでも、淡々と働いてくれました。健気で可愛いなと感じるほどでした」(吉野さん)

一度作業環境を設定すれば、充電まで手間いらず。

草刈って、作業そのものだけでなく、事前と事後にも面倒な作業が必要ですよね? 作業者は防護服を着て、フェイスガードやゴーグルを装着する必要があります。機械を動かすにはガソリンを用意しなければなりません。作業後には機械の清掃やメンテナンスが必要で、疲れた身体に堪えます。『グラスミーモ』を使えばそれら全てから解放されるので、本当にラクになりました」(吉野さん) 
 

使う人と近隣住民、地球環境にも配慮
『グラスミーモ』が持つメリット

そもそも刈払機による作業は、チップソーなどの大きな刃が露出しながら回転しており、細心の注意を払う必要があるが、『グラスミーモ』はさらに自動で草刈をするので、安全性は気になるポイントだ。その点、『グラスミーモ』は小型の刃を採用していて、刃が機体に隠れているので安心感があるのだ。

「実は『コレで草が刈れるのかな?』と思うほど刃が小さくて心配していたのですが、まったく問題ありませんでした。『グラスミーモ』は一回で刈りきれなくても何度も往復することで草を刈っているようです。そのときに、タイヤで雑草を踏み付けるので、成長も抑えることができるようです。また『グラスミーモ』の刃は本体の下に隠れてありますから、刈払機のように心配することはありませんでしたよ」(吉野さん)

カッター程度の刃渡りの草刈刃。本体下に配置されているので、ぶつかっても怪我の危険性が低い。また、小石などの障害物と接触しても衝撃を逃がしてくれるフリー刃を採用しており、小石の飛び跳ねの心配もない。

また、ここまでに繰り返し「充電」と説明していることからお分かりの通り、『グラスミーモ』は電動の機械だ。だからエンジン式の機械とは比較にならないほど音が静か。これは周辺環境に配慮する必要のある都市型農業者にとっては、特に大きなメリットであろう。「作業に集中しているときは本当に気づかないほど静かです。これなら、朝や夜でも安心して稼働させられるなと感じました」と吉野さんのお墨付きだ。

さらに自動車の世界を見てみれば、地球環境への配慮から、電気自動車への注目が集まっている。ホンダが電気自動車『e』を発売したことも記憶に新しい。『e』と同様、『グラスミーモ』は電動だから、二酸化炭素を排出しない。だから地球環境にも優しい。
 

『グラスミーモ』みたいな機械の普及が
農業の未来を担って行くはず

吉野さんにあらためて『グラスミーモ』の魅力と存在意義を問うと、とても分かりやすく表現してくれた。

「農業は典型的な3K仕事だと言われていて、あまり若い人はやりたがりません。私はそれが残念でなりません。農業って本当は、人間が生きるうえで必要な食糧を作るという、とても大切な職業のはずです。上手く経営すれば、暮らして行くには充分な利益を得ることも可能です。

『グラスミーモ』のような最先端の機械を導入することで、労働環境はグッと改善できます。私が今回のモニター体験で実感したのは、時間は有限だ、ということです。自分の労働時間も人件費だと考えると、もっともっとできることがあるんですよね。『グラスミーモ』が草刈をしてくれたお陰で、家族と過ごす時間や自分の時間を作ることができた。それは本当にありがたかったですね」(吉野さん)



「最近はICTとかAIを使った機器やサービスが増えて来ています。そうした機器やサービスを使えば、農作業は今より遥かにスマートに、効率的にできます。そういう3Kじゃない農家があるって知ったら、きっと若い人が『農業を継ごうかな』、『農業を始めようかな』って考えてくれるはずです。農業は素晴らしい職業ですから、次世代に引き継いで行きたいです」

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お問い合わせ

Hondaお客様相談センター

TEL:0120-112010(平日:9時~12時/13時~16時・土日祝日:9時~12時/13時~17時)


文:川島礼二郎
写真:松尾夏樹

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