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【診断編】農作業・動き別で見つける! あなたにぴったりなアシストスーツはコレ!

アシストスーツ市場が活況を呈している。種類が増えたうえ価格も下降傾向にある。だが選択肢が増えたことで、どれを選べば良いのか難しくなっているともいえるだろう。そこで、どのスーツがどのような農作業・動きに合うのかチェックしてみよう!

前編『【基礎編】農業用アシストスーツにはどんな種類がある? 自分に合うアイテムの見つけ方』はコチラ!

アシストスーツで行う
作業を洗い出そう!

人によって、どんな場面でアシストスーツを使うのかは異なる。最適なアシストスーツを選ぶために、自分が行う作業を以下のチェックリストで洗い出して、早見表と照らし合わせてみよう!


check_circle_outline移動しながらの使用が多い
その場に留まって作業するのではなく、「持ち上げて」・「歩いて」・「降ろす」といった移動をともなう作業に使う方は、アシスト力だけでなく軽さを重視して選ぼう。

check_circle_outline自由度の高い動きが必要
同じ作業を繰り返すのではなく、多様な動きが求められる作業に使う方にも、軽い製品が適している。重い製品は動きを制限して取り回しがよくないのだ。

→軽さを重視するあなたは Aをチェック!
 

check_circle_outlineあまり移動はせず、同じ場所での作業が多い
歩いたとしても数歩~10歩程度。ほぼ同じ場所で使う場合。例えば、農薬や肥料といった大袋に入った農業資材の搬入や重い荷物の運搬に使う方は、重くてもパワーがある製品を選ぼう。

check_circle_outline上げ下ろしなど、単純作業が多い
重量野菜の出荷や倉庫内で重量物を繰り返し上げ降ろしするような場合は、製品重量や使い勝手よりもパワーを重視して選びたい。

→重くてもOKなあなたは Bをチェック!
 

check_circle_outline中腰や手を伸ばした状態など同じ姿勢が続く
たとえば果樹栽培では両手を上げた状態が、また土耕イチゴ栽培では中腰姿勢が何時間も続くことが頻繁にある。こうした軽作業をメインに行う人には、姿勢をサポートしてくれるような軽作業に向いた製品が最適だ。

check_circle_outline業務を軽労化したい
成人男性にとっては問題ない重さでも女性や高齢者には辛い、という場合が案外少なくない。農作業全般に広く使い業務を軽労化したい方には、パワー重視ではなく取り回しのよい製品が適している。

→軽作業に使いたいあなたは Cをチェック!
 

check_circle_outline重いものを抱える
米のもみすり作業後の袋運搬や収穫物が入ったコンテナといった重量物を運ぶ機会に使いたい方は、着脱のしやすさや製品重量よりもパワーを重視すべきだ。アシスト力の高い製品を選ぼう。

check_circle_outline負荷が高い作業にだけ使いたい
一般的に、アシスト力が高い製品は、製品そのものが重い傾向にある。が、負荷が高い作業をする時にだけ使うならば、製品重量を気にする必要はない。パワー重視で選べば良いだろう。

→重作業に使いたいあなたは Dをチェック!



早見表で自分に合った
アシストスーツをチェック!

傾向として、アシスト力が低い製品は軽くて使いやすく、アシスト力が高い製品は重く自由度が低い。自分に合った製品を早見表から探してみよう。


 サポートジャケット Bb+PROⅡ(ユーピーアール株式会社)¥38,000

 サポートジャケット Ep+ROBO(ユーピーアール株式会社)オープン価格

 Way-sist(トヨフレックス株式会社)オープン価格

 マッスルスーツEvery(株式会社イノフィス)¥136,000

 ATOUN MODEL Y(株式会社ATOUN)オープン価格

 パワーアシストスーツ PAIS-M100(パワーアシストインターナショナル株式会社)¥1,000,000

 ウインチ型パワーアシストスーツ WIN-1(株式会社クボタ)¥1,060,000

 マッスルスーツ Power(株式会社イノフィス)¥900,000


文:川島礼二郎
絵:岡本倫幸

AGRI JOURNAL vol.18(2021年冬号)より転載

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