液体資材・燃料タンクの中身を見える化! 管理の手間と“うっかり”を防ぎ効率化へ

人手不足のなかで、日々の業務をいかに省力化できるか。施設園芸において多くの現場で発生する「燃料タンクの残量の管理」の無駄を省き、発注モレや配送コストの削減につながるシステムの導入が広がっている。

見える化で、JA・生産者
どちらもコスト削減!

施設園芸において欠かすことのできない暖房設備。そこで使われる重油や灯油など燃料の管理について、多くの場合、実際に生産者自身が燃料タンクの残量を目視で確認したり、配送担当者が担当エリアのタンク残量を1件1件現場に出向いて確認しているという現状がある。

この属人的な方法では燃料確認や発注を忘れてしまうケースがあり、燃料不足でビニールハウスの適切な温度の維持ができず、農作物の生育に影響が出てしまう……というリスクがある。さらに、いつ燃料切れが発生するかの予測ができないため、配送ルートを事前に定めることができず、補給体制が非効率であることも課題となっている。 

そこで活用が始まっているのが、株式会社YE DIGITALと株式会社ワイエスシーが共同開発した燃料遠隔監視システム「みるタンク」だ。既存のタンクにセンサを後付けすることで、燃料や液体資材のタンク残量を自動計測し、クラウドで一括管理できる。残量が少なくなった際はアラート通知を行い、定期的なタンクの目視確認を不要とする。通信料は安価なLPWA回線で、設置にあたっても電源工事は不要だ。 

宮崎県のJA西都では、2019年より同システムをいち早く導入した。「千数百台のタンクの一個一個の残量を配送人がすべて現場に出向いて目視で監視していることを無駄に感じましたので、このシステムを導入しました。(訪問しなくても)パソコンの中で一目瞭然、各タンクの残量が把握できますので、コストや手間の削減が出来たのではないかと思っています」と感想を寄せる。


JA西都の燃料タンク残量監視に採用され、タンクに取り付けた「みるタンク」。

また、原油価格は日々変動しているが、見える化によって事前に燃料の需要予測ができるようになると、適正な価格・適正な量の燃料の購買業務が可能となる。それによって大幅なコスト削減も期待できるだろう。生産者にとってもJAにとってもメリットのあるシステムだが、現在導入における実証実験の申込みも受付中とのことなので、JA関係者の方々は、この機会に地域での導入を検討してみてはいかがだろうか。

POINT:01

野ざらしタンクに取り付けるだけ!

「みるタンク」は導入の手軽さも特徴。電話回線、電気工事不要で、防水のため屋外でも問題なく設置できる。また、携帯電話基地局の電波を利用するLPWAを採用し、計測や通信の安定性と省電力性能を両立している。

POINT:02

オフィスでチェック! 見回りの手間を削減

クラウド上でタンク残量を見える化し、一元管理が可能に。エリア内の配送ルート作成を支援する「設置場所表示機能」も。

問い合わせ

株式会社YE DIGITAL
TEL:03-6809-4750


絵:堀千里

AGRI JOURNAL vol.20(2021年夏号)より転載

Sponsored by 株式会社YE DIGITAL

PICK UP
注目記事

RANKING

  1. 1
    鈴木農相  9月8日記者会見「米価格の見通しが2ヶ月連続で過去最低、需給と価格の動向を注視していきたい」
    鈴木農相 9月8日記者会見「米価格の見通しが2ヶ月連続で過去最低、需給と価格の動向を注視していきたい」
  2. 2
    【モニターレビュー】水で洗っても、道路に落としても壊れない!万能スマホ「arrows Alpha」を体験
    【モニターレビュー】水で洗っても、道路に落としても壊れない!万能スマホ「arrows Alpha」を体験
  3. 3
    鈴木農相  9月11日記者会見「中国便乗客の手荷物のヤギ肉から口蹄疫ウイルス、水際防疫の徹底を進めていきたい」
    鈴木農相 9月11日記者会見「中国便乗客の手荷物のヤギ肉から口蹄疫ウイルス、水際防疫の徹底を進めていきたい」
  4. 4
    【2026年】農作業の暑さ対策ウェア6選|ファン付きウェア・水冷服・ぺルチェベストの違いと選び方
    【2026年】農作業の暑さ対策ウェア6選|ファン付きウェア・水冷服・ぺルチェベストの違いと選び方
  5. 5
    鈴木農相  9月4日記者会見「米国産の生食用ジャガイモ、不安払拭に向けて科学的にしっかりとした措置があってしかるべき」
    鈴木農相 9月4日記者会見「米国産の生食用ジャガイモ、不安払拭に向けて科学的にしっかりとした措置があってしかるべき」

MAGAZINE

vol.40|¥0
2026/07/01発行

PRESS