生産者の取組み

毎年リピーターが続々!? 「また行きたくなる」イチゴ狩り農園の秘密とは?

夏場は海水浴客で賑わう千葉県山武市。そんな山武市にある老舗観光イチゴ農園の相葉苺園には、毎年多数のリピーターが訪れるという。

多品種栽培と減農薬が
ワクワクと安心感を生む

高級イチゴ『真紅の美み すず鈴(黒苺)』の産地として有名な千葉県山武市は、約20もの観光イチゴ農園がある観光地でもある。なかでも人気の相葉苺園には、毎年リピーターが訪れる。その秘密はどこにあるのだろうか?

「お客様に『また”相葉苺園の”イチゴ狩りに来たい』と思って頂けるように工夫をしています」と話す同農園では、常に10品種を食べ比べできるよう、22品種を育てている。

それには多大な労力とノウハウが必要だが、食べ比べを楽しめるだけでなく、品種ごとに収穫時期がズレることでシーズンを通して美味しい苺を提供できるというメリットも生まれる。

可能な限り化学農薬を使わないのもコダワリの一つ。そこで活躍するのが生物農薬だ。

「生物農薬」とは?
生物農薬とは、有害生物の防除に利用される微生物や昆虫のこと。農薬の有効成分として微生物や昆虫が生きた状態で製品化されている。薬剤散布回数を減らせるため労働効率が高まる、JAS法に適合し農薬散布回数にカウントされない、といったメリットがある。

「定植させた後11月上旬に『スパイデックス』『スパイカルEX』という生物農薬を散布します。これで後の収量に大きな影響を与える生育初期の苗を、健康に育てることができます。生物農薬はJAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされないので、回数限なく使えるのが助かります。シーズンに3回撒くだけでハダニ対策は万全です。農薬散布を減らせるので、労働効率が向上しますし、お子様連れのファミリーにも安心していただけるので重宝しています」。


相葉苺園が試験導入しているのが、ミツバチ不足を補う在来種クロマルハナバチの「ナチュポール・ブラック」。1群で20aまでイチゴの受粉が可能。性質は温和で曇天や雨天でも働いてくれる。

その場でしかできない「体験」と「安心」という付加価値を提供する相葉苺園。

今後は収穫したイチゴでスイーツ作りの体験を行うなど、さらに展開を広げていく予定だ。

 

イチゴ生産におすすめ!
生物農薬&土壌改良剤

①スパイデックス

ハダニ食べつくし型の生物農薬。
有効成分:チリカブリダニ 2000頭/本

②スパイカルEX

ハダニ増殖前の待ち伏せに適した生物農薬。
有効成分:ミヤコカブリダニ 5000頭/本

③スパイカルプラス

数週間かけてパックから広がり、ハダニを補食。
有効成分:ミヤコカブリ
ダニ 5000頭/100パック

④リモニカ

アザミウマ類・コナジラミ類を補食する生物農薬。
有効成分:リモニカスカ
ブリダニ 12500頭/本

⑤ボタニガードES

ハダニ類、コナジラミ類、アザミウマ類 、アブラムシ類に寄生し防除。
有効成分:ボーベリア バシアーナ
GHA株 分生子 500ml/本

⑥トリコデソイル

作物の栄養吸収をサポートし、しっかりとした根圏を作る微生物資材。
内容物:トリコデルマ ハルジアナム T-22株 250g/箱

問い合わせ

アリスタ ライフサイエンス株式会社
TEL:03-3547-4415 


photo:Nahoko Suzuki
text:Reggy Kawashima

AGRI JOURNAL vol.12(2019年夏号)より転載

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2019年7月16日発行

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