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筋トレマニアに体のメンテナンス方法を聞いてみた! 身体をいたわるアイデアとは?

筋トレマニアでありながら農業イベントを主宰する畑会の代表・山田さんに、農家さん向けのストレッチやメンテナンスを教えてもらう後編。今回は日常生活に取り入れたいストレッチ以外の体を労わるアイディアを教えてもらった。

ぶら下がり棒で
ゆらゆらデトックス

簡単で作業中や作業後に効果的なのが、ぶら下がり棒にぶら下がって全身を伸ばすストレッチだ。「重力に引っ張られて全身がだるっと伸びていくので、とても気持ち良いと思います」

伸びの動作が加わるため、ある程度筋肉が温まっている状態で取り入れるのが良いとされている。またぶら下がり棒がなくとも、ちょうど良い高さの木など、気軽に取り入れてみたい。

湯船でのんびり
筋肉をゆるめる

またお風呂に入ることも筋肉をゆるめるには効果的と言われている。「血行の滞りが凝りの原因とされているので、血の流れを良くしてあげることで凝りや痛みの改善につながります。シャワーでなく、ゆっくり浴槽に浸かるのをおすすめしたいですね」

風呂上がりは全身が温まっているため、ストレッチするにも良いタイミングだそうだ。頑張りすぎずにリラックスしながら、ぜひ日常生活に取り入れてみよう。



年に一度は
プロのケアを

日々セルフケアをしていても、どうしても蓄積してしまうダメージはあるという。そんなときに活用したいのがプロの整体だ。「私も年に一度は整体で全身をメンテナンスしてもらっています。私の場合は、近所のカイロプラクティック整体が一番しっくりきたので通っていますが、みなさんそれぞれ自分の悩みに合った整体を選んでくださいね」

繁忙期が終わった直後や閑散期など、毎年整体にかかるタイミングを決めることで継続的なケアができる上に、1年頑張ったご褒美として心に活力を注入できるかもしれない。

「体が研ぎ澄まされる」
筋トレマニアの思う農業のおもしろさ

ここまでにわたってストレッチについて教えてくれた山田さんだが、原動力にあるのは「体を動かすことの面白さ」だと教えてくれた。

畑会代表の山田正勝さん。大学卒業後、自衛隊に入隊し4年間勤務。3.11の地震をきっかけに、人間の根幹でもある食や農業へ関心を持つようになったそう。

「私は元々自衛隊に所属していたこともあり、ずっと体を動かしていました。その後農業と関わっていくうちに、体を動かすという観点から考えても『農業は面白い』と感じることが多くありました」例えば、子供の頃は嫌でしょうがなかった草刈りも、今ではとても興味深いと語る。

「ジムと違って、農地という環境には全く同じ場所がないんですよ。土の柔らかさだったり、ちょっとした斜度だったり、変化する気候だったり……。普段は忘れていた五感が、周囲の環境に応じて研ぎ澄まされていく感覚があり、とても面白いんです

今までなんとなく行ってきた農作業も、ストレッチや体のコンディションを通じることで、新たな発見が待っているかもしれない。自身の体の声を聞きながら、ひとりでも多くの農家さんが快活に農作業を続けられますように。



DATA

参考文献
筋肉をゆるめる体操/著:佐藤青児
静的ストレッチ 動的ストレッチの違いについて/脳神経リハビリ北大路病院
どうウォーミングアップすればいいの?②〜股関節の動的ストレッチ編~/島津製作所

PROFILE

畑会・代表理事/畑オーガナイザー

山田正勝


2017年より東京都八王子で独自に「畑会」を起ち上げ、2018年3月より一般社団法人化。過去の経歴を活かし、畑会では農業体験や農業セミナーなどのイベント事業にメインで行い、食や運動、健康、音楽など活かした企画を担当。農業経営や農を基盤にしたコミュニティや地域経済についての持論を展開し、その考えを日々のブログやセミナーなどで発信している。


文:大城実結

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