政策・マーケット

スゴ腕精米店主が語る! ブランド米のトレンド動向

最近の小池精米店イチオシの
お米はどれですか?

「銀の朏みかづき」は勧めやすいですね。岐阜県の「いのちの壱」という品種でつくられているブランドです。「いのちの壱」という品種は、炊飯の際に水加減が少し難しいですが、甘みもあるしツルッとしていて美味しい。

また、2000年に岐阜県下呂市の今井隆さんという方の自宅前の田んぼで偶然に発見された品種、という面白いエピソードもあります。そのように味とストーリーのバランスが良いので、話がしやすいんです。

そういった生産者の方々の取り組みとあわせて、
小池さんもお米ファン拡大に向けて
色々な動きをされていらっしゃいますね。

ひとつは、去年1000人くらいの老若男女に受験していただいた「ごはん検定」。3会場で行ったのですが、みんなお米に触れたいんだとわかった一つの例でした。そして今、お米の市場で増やしたいのは、中間層です。「普段何を食べていますか?」と言われてそこまでこだわりはなくても、美味しさはわかるという層をもう少し増やしていきたいです。

僕が関わった中では表参道ごはんフェスは新しい取り組みだったと思います。ごはんにまつわるマルシェ、 ワークショップ、フードイベントを開催して、お米の楽しさをいろんな側面から見ているのは良かったです。とはいえ、お米は日用品だから、ただ楽しく見せても買うわけじゃない。大事なのは、これまでのお米との違いを見せて、関心を持ってもらうこと。ブレンド米も含めて、自分らしい味を見つけてもらいたいですね。

ブランド戦略のカギを握る
“味”と”ストーリー”のバランス

ブランドも、素材も、作るだけではなく、よりよくしようという努力が大事。そのためには生の声を聞き、何よりも実践することで、より消費者に寄り添った改善策を取っていくことが、作り手には求められているとのこと。

売り手は新たな消費者中間層のエンドユーザー拡大に向け、今までの目線と違った角度のアプローチが求められている。味とストーリーのバランスが、今後のブランド米戦略では肝となってくるようだ。

プロフィール

有限会社 小池精米店

代表者:小池理雄(こいけただお)

東京都渋谷区神宮前6-14-17
TEL:03-3400-6723
www.komeya.biz
営業時間 8:00~20:00
配達時間 9:30~17:00
休業日:日曜日、祝祭日、第2・4・5土曜日


photo: Kazuki Onouchi text: Tomomi Imai

「AGRI JOURNAL vol.5」より転載

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